何故、20年も戦ってきた米国が、バイデン政権になってアフガンからの全米軍撤退を決めたのであろうか。
ベトナム戦争は米軍が完全に敗北し、北越軍がサイゴンを完全に軍事的に制圧する中で起こった。アフガンにおいては米軍はそこまで追い込まれていない。
先ず第一に、バイデン政権は金融資本と、軍産複合体の支援でできた政権である。大統領選挙時9月、489人の安全保障関係者がバイデン氏支持、大統領批判の書簡に署名し発表、元将軍、元国防長官、元CIA長官ら」の動きがあった。バイデン大統領がこれらのグループの意思を無視してアフガン撤退を考えたとは思えない。つまり、アフガン撤退は軍産複合体の選択であった。ではなぜか。
第二に米国安全保障政策上の最重要課題は何か。中国と対峙することである。
今日、中国の最大弱点は何か。新疆ウイグルの民族主義とイスラム教である。
これを思ってアフガン情勢を見ると全く異なった図式が
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西側諸国はタリバン政権にどう対応すべきか。イスラム教は「外部勢力が自己勢力圏に攻撃時、命を懸けて戦え、もし彼らが逃げて勢力圏を出た場合には深追いをするなという教え」。9.11時、オサマビンラーデンの要求はサウジの米軍基地撤廃。受理しないなら対米戦争
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22日横浜市長選挙は菅首相が積極支持の小此木前国家公安委員長が立憲推薦、共産支援の山中氏に敗れる。コロナでの菅政権対策の是非が最大争点。選挙との関係でJNNインターネット世論調査で菅内閣支持24%、不支持64%。自民それでも菅氏で総選挙を戦うのか
コメント
中國の鎖国体制・共産党先祖返りの政策を見ていくと、米国の性急なアフガンからの引き上げは、正当化できる。
中国の動きに対応した米国のアフガン行動とみなすことができる。
北京オリンピックが微妙に影響してくるのでしょう。
「一構想(未確定)」とおっしゃっている。たしかに、願望レベルで、このようなことを考える米側政策立案者はいるだろう。
しかし、米がこうしたことを本気で考えるなら、せっかくアフガン内部につくった橋頭保を捨てるはずがない。
それにまた、米なんかのおもうようになどならないからこそ、原理主義なのである。米を中(露)にかえても、まったく同じで、
中国も願望レベルでは米に対してこうしたことを考えるだろうが、相手が原理主義者であれば、思うようには動かないだろう。
タリバンはパキスタンの傀儡政権のようなものだから、中国はパキスタンを通じてタリバンをコントロールしようとするだろう。
その過程で前政府支持者への虐殺もタリバンに認めるかもしれない。いま中国がミャンマー軍を通じてミャンマーをコントロールしているのと似た手法だ。
しかし中国にとってほんとうの敵は全世界からアフガンに集まるであろうジハード主義者であり、かれらがここに再び「第二イスラム国」をつくることだ。
そうなれば、米露中すべてにとって危機なのだ。米露中、このなかのどれ一つとして、今までイスラム教徒にろくでもないマネをしなかった国はない。
米露中は、「協力して」アフガンを「第二イスラム国」の土地にしないように動くだろうというのが、もっとも普通にありそうなシナリオだとおもう。
ただ、実際に実行するのは中国にならざるをえないだろう。
わたしとしては、ジハード主義者にぜひがんばってほしい。かれらが北京で大テロをおこす日を楽しみにしている。・・・とおもったが、
考えてみると、中国共産党が人民にやっているのが、そもそもテロみたいなものなのであった。
1 最近孫さんはアフガンのメルマガが多くなったね。
2 それにしてもわずかの常連さんが、コメントを読まなくてもわかる、コメントで読む気がしない。
3 愛読している田中宇さんのメルマガの方がずっといい。
歴史はすごいスピードで変化しているのに、失礼ながらブログも何年も前の認識で笑える。前に購読していた天木直人さん
は孫さんを尊敬されていいたとおもいますが、少し認識がちがうように思いますが間違っているのかなあ
テロについて、ISの正体はもうわかっているのになあと思うのに、まあ半年1年たてばもっとはっきりする。
(ID:19005377)
<ブレジンスキの教え子たちが新疆ウイグルの民族主義、イスラム主義を支援する。>
日本の尊米嫌中族もそうなってほしいと切に望んでいることでしょう。
ブレジンスキという人物は熱狂的な反共主義者で、私の一番嫌うタイプの男です。彼は「殺人でも誘拐でも犯罪は何やっても構わない。ただ、絶対やっていけないのは証拠を残すこと。他者からその犯罪について非難を受けたら、その非難を陰謀と呼び、非難者に陰謀論者というタグを付け、社会から葬ることだ」と教えていたのです。
その教え子たちが実行したのが9.11のニュウヨーク襲撃事件なんです。レモコンでボーイングをトレードセンターにぶつけ、同時に基礎に仕込まれた爆薬を爆発させたのが明らかなんですが、全部陰謀論で撥ね付けてます。
ブレジンスキは米国際政治の教科書を作った意味でDSにとっては偉大な人物です。
アフガンに居るイスラムの不良(一般には過激派と言う。私は金で転ぶマセナリと呼ぶ)をパキスタン辺りに事務所を構え、CIAがリクルートする。そのリクルートした過激派を新疆に送り込む。香港では失敗したが、アフガンでは何とか成功させたいとブレジンスキの教え子たちは考えないことは無いと私は思います。
中国の人民解放軍は既にその対処方針を用意しているでしょう。少なくとも、次のことを学習しての対処方針だと私は思います。
1.ソ連も米国も機甲部隊をアフガンに派遣し、見事に敗北した。5000年にも及ぶモンゴル、チベット、ウイグル人との折衝の歴史を持つ中国は無知なソ連、米国とは一味違う手段を採用するに違いない。
2.ウイグル族のイスラーム戒律は、聞いた話だが、オープンだということです。宴会では平気で酒を飲むらしいし、女性も自由な服装でかまないということです。原理主義を背中に抱えて且つ金で転んだテロリストがウイグル人を動かすことは無理なんじゃないでしょうか。