A-1 周恩来・キッシンジャー機密会談録
 米中間においては、台湾問題は極めて重大な問題です。
 米中が関係を改善しようとした時に、いかなる約束を米国はしたでしょうか。『周恩来・キッシンジャー機密会談録』を見てみます・
 第一回会合  1971年7月9日
・周恩来首相:合衆国政府は台湾は中国の一部だと考えていました。1949年から
50年の初めのころです。それまでに台湾はすでに祖国に復帰していました。中国が祖国です。
米国は、台湾に対してもほかの中国の領土に対しても、領土的な野心はないと述べていました。それゆえ合衆国は中国の内政問題に干渉する意思はなく、中国の人民に内政問題の解決を任せる、と宣言していました。
その姿勢は当時のどの文書にも書かれていました。
その後しばらくして朝鮮戦争が勃発し、貴方方は台湾を包囲し、、台湾の地位は未定だと宣言しました。今日にいたるまで、貴国のスポークスマンはそれが貴国の立場