習近平はじめ、中国共産党の歴代の大幹部たちは、米国に、中国人民から搾取した超多額の隠し財産をもち、家族を米国に住まわせて市民権を得ようとしてきた。その姿は、台湾の金持ちと別にかわらない。たしか温家宝は一族で兆円単位の財産を持っていると報じられた。ビル・ゲイツ並みだ。ビル・ゲイツは商売をしたが、温家宝はなにをしたのだろうか。そして、これは温家宝一族だけでの話である。 史上もっとも大規模かつ組織的に本気で米国・DSに反抗したのは大日本帝国であり、そのとき漢民族は米国・DSと結んで大日本帝国に抗戦した。国民党と共産党との違いがあるというかもしれないが、このふたつは底流でつながっているのであり、また、共産党が米国・DSと大きな妥協・一体化をしたからこそ、中共の高度成長がおきたのだ。 このように中共は、米国・DSとズブズブなのであり、中共に夢をみるのは、米国に夢をみるのと同じくらいばかばかしい。 話はそれるが、日中戦争のころの中国側にも、「なんで大日本帝国にさからうのか、大日本帝国は何も悪いことはしないよ、八紘一宇に悪いことをする原理はないからね」と踊りまくっていた中国人もいる(のちに漢奸と呼ばれ虐殺された)。日本に、中国がDSから解放される夢をみた中国人には申し訳ない気がする一方で、いまの日本にもよく似た風景があるようにみえる。なんにせよ、漢民族の愛国心が、それまでさんざん中国を搾取してきた米国・DSと結ぶことが可能なのなら、大和民族の愛国心も、米国・DSと結んでも、漢民族の侵略を防ぐためなら、なにも損なわれることはないともいえよう。 こうした細かな考察抜きに中共に夢を見るのは、一定以上の高齢者の特徴のようにわたしは見ている。一定以下の世代にとって、中共は、わがままな大国という点で、なにも米国とかわらない。 そしてまた、米中は最終的に結託して日本を型にはめる可能性がつねにある。この条件のなかで、敗戦し米国の属国となった日本が、どこの属国も脱することを目標に生きていかねばならないのである。 さて、米中共同声明であるが、 米国政府は,中国人自らによる台湾問題の平和的解決についての米国政府の関心を再確認する →「関心」を再確認しているだけである。しかも、「中国共産党主導によるひとつの中国」はいっさい確認していない。 米国政府は,台湾から全ての米国軍隊と軍事施設を撤退ないし撤去するという最終目標を確認する。当面,米国政府は,この地域の緊張が緩和するにしたがい,台湾の米国軍隊と軍事施設を漸進的に減少させるであろう。 →「最終目標」を確認しているだけであり、また「当面」・・・漸進的に・・・あろうといっているだけである。 台湾問題について、歴史を踏まえた結果、現在の米国の台湾に対する態度は、まったく米中共同声明のときの米国側の声明に反していないことが明らかになった。もちろん、米国の態度はいやらしいのである。中国がいやらしいのと同じくらい。そして、こういうものが外交なのだろうとも感じる。 なお、朝鮮戦争については、孫崎さんも以前明らかにしたように、①金日成の主導で開始されたのであり、米国が主導で開始されたのではない➁中国の参戦は毛沢東による中国国内政治の影響も大きいこと、この二点について再考してみる必要がある。
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習近平はじめ、中国共産党の歴代の大幹部たちは、米国に、中国人民から搾取した超多額の隠し財産をもち、家族を米国に住まわせて市民権を得ようとしてきた。その姿は、台湾の金持ちと別にかわらない。たしか温家宝は一族で兆円単位の財産を持っていると報じられた。ビル・ゲイツ並みだ。ビル・ゲイツは商売をしたが、温家宝はなにをしたのだろうか。そして、これは温家宝一族だけでの話である。
史上もっとも大規模かつ組織的に本気で米国・DSに反抗したのは大日本帝国であり、そのとき漢民族は米国・DSと結んで大日本帝国に抗戦した。国民党と共産党との違いがあるというかもしれないが、このふたつは底流でつながっているのであり、また、共産党が米国・DSと大きな妥協・一体化をしたからこそ、中共の高度成長がおきたのだ。
このように中共は、米国・DSとズブズブなのであり、中共に夢をみるのは、米国に夢をみるのと同じくらいばかばかしい。
話はそれるが、日中戦争のころの中国側にも、「なんで大日本帝国にさからうのか、大日本帝国は何も悪いことはしないよ、八紘一宇に悪いことをする原理はないからね」と踊りまくっていた中国人もいる(のちに漢奸と呼ばれ虐殺された)。日本に、中国がDSから解放される夢をみた中国人には申し訳ない気がする一方で、いまの日本にもよく似た風景があるようにみえる。なんにせよ、漢民族の愛国心が、それまでさんざん中国を搾取してきた米国・DSと結ぶことが可能なのなら、大和民族の愛国心も、米国・DSと結んでも、漢民族の侵略を防ぐためなら、なにも損なわれることはないともいえよう。
こうした細かな考察抜きに中共に夢を見るのは、一定以上の高齢者の特徴のようにわたしは見ている。一定以下の世代にとって、中共は、わがままな大国という点で、なにも米国とかわらない。
そしてまた、米中は最終的に結託して日本を型にはめる可能性がつねにある。この条件のなかで、敗戦し米国の属国となった日本が、どこの属国も脱することを目標に生きていかねばならないのである。
さて、米中共同声明であるが、
米国政府は,中国人自らによる台湾問題の平和的解決についての米国政府の関心を再確認する
→「関心」を再確認しているだけである。しかも、「中国共産党主導によるひとつの中国」はいっさい確認していない。
米国政府は,台湾から全ての米国軍隊と軍事施設を撤退ないし撤去するという最終目標を確認する。当面,米国政府は,この地域の緊張が緩和するにしたがい,台湾の米国軍隊と軍事施設を漸進的に減少させるであろう。
→「最終目標」を確認しているだけであり、また「当面」・・・漸進的に・・・あろうといっているだけである。
台湾問題について、歴史を踏まえた結果、現在の米国の台湾に対する態度は、まったく米中共同声明のときの米国側の声明に反していないことが明らかになった。もちろん、米国の態度はいやらしいのである。中国がいやらしいのと同じくらい。そして、こういうものが外交なのだろうとも感じる。
なお、朝鮮戦争については、孫崎さんも以前明らかにしたように、①金日成の主導で開始されたのであり、米国が主導で開始されたのではない➁中国の参戦は毛沢東による中国国内政治の影響も大きいこと、この二点について再考してみる必要がある。