孫崎享のつぶやき

対中は対外政策上重要分野。留意点①輸出はGDPの大きさを決める重要要因、②今日購買力平価ベースで中国経済は米国より大、③当然、特別の力が働かない限り対中貿易は対米貿易より大。➃9月輸出対中1兆 3,417億円、対米1兆 1,953億円

2020/10/21 07:03 投稿

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A-1 事実関係 
令和2年9月分貿易統計(速報)の概要
財務省より抜粋:伸率及び増加・減少は、断りなき場合は、対前年同月比による。
・輸出全体  金 額 6兆551億円4.9%
・対米輸出 1兆 1,953億円 + 0.7%
 (増加品目 自動車+ 19.1%、重電機器+ 30.1%、医薬品+ 22.2%・対EU輸出 5,541億円10.6%
・対中国輸出 1兆 3,417億円 +14.0%
A-2 ロイター報道「貿易収支、9月輸出は前年比4.9%減 米国向けが14カ月ぶりプラス」
9月の輸出は前年同月比4.9%減の6兆0551億円だった。米国向けの輸出が14カ月ぶりに前年同月比プラスに転じ、8月の14.8%減に比べて改善した。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は6750億円の黒字となった。
 併せて発表した2020年4―9月分の輸出は前期比19.2%減の30兆9114億円、輸入は同18.1%減の

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コメント

グローバリスト、新自由主義者、ディープステイト、ネオコン等の言い方があるが、少しずつ意味は違えど、実態としてはだいたい同じものをさしている。(ディープステイトというときはロックフェラー系を指すことが多いらしい。トランプはロスチャイルド系だそうだ)。

この人たちが、中国を発展させようと決めたので、中国が発展した。この人たちの補完的対応者たちが中国にいるということだ。そこをみないで、米国を批判したり、「中国の出てこない新自由主義批判本」をありがたがったり、「中国を呼び込んでも米国は出ていきませんよ」と申し上げてもいきなり「中国はなにも悪いことはしないよラララララ」と踊り始めるヒトビトがいる。

おめでたい限りである。

No.5 49ヶ月前

アビガンが臨床治験をへて10月16日に日本で承認申請された。このコメント欄でも、アビガンについては政府に手厳しい議論を繰り広げたかたがたもいたが、もはや話題にならない。これは、関心が薄れたというよりも、チャイナ肺炎についての議論はさまざまな点で本質的に難しく容易でない面があることが理解されてきたのだと思っている。広くチャイナ肺炎について、わたし自身もいろいろここに議論を書いたが、最近はその点を反省している。

検査についても、専門家である西浦氏(ただし当初に予測は大きく外した)と、厳密な意味での専門家ではないが高い知性の持ち主と考えられている本庶氏の意見が、つい最近(10月5日)になっても一致しない。
https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/830556/
このふたりは専門的知見があるだけでなく、さまざまな情報をもっているであろう。そして何より、もはや世界はチャイナ肺炎についてたくさんの経験をした。それでも一致しないのである。やはりチャイナ肺炎についての議論はさまざまな点で本質的に難しく容易でないのだ。

その点から演繹的に考えて、わたしは中国がチャイナ肺炎制御に完全に成功しているなどとは、まったく考えていない。日本程度にはうまくいっている可能性はあるのかもしれない。

No.6 49ヶ月前

なお、上掲のサイトは、医師むけの会員限定サイトですが(わたし自身は友人の医師に教えてもらった)、少なくともわたしの環境では、「西浦 本庶 PCR」でグーグル検索すると、記事全文にいきつけます。多少長めの記事ですが、ご興味のあるかたは読むといいと思います(議論で話題になっていることは、3月4月ごろと本質的にはかわらないようにわたしにはおもえます)。

No.7 49ヶ月前
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