孫崎享のつぶやき

菅内閣自由抑圧に新たな一歩:菅首相、日本学術会議「推薦候補」6人の任命拒否。学術会議の推薦者を首相が任命しなかったのは、現行制度2004年度以降初めて。6名:小沢隆一(憲法)▽岡田正則(行政法)▽松宮孝明(刑事法)▽加藤陽子(日本近代史)等

2020/10/02 07:40 投稿

コメント:14

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・日本学術会議は日本学術会議法で「優れた研究・業績がある科学者のうちから会員候補者を選考し、首相に推薦する」と定めており、推薦に基づき首相が会員(210人)を任命する。
・過去、学術会議が行う推薦は、これが尊重され、これに基づき任命されてきた。
・今回、日本学術会議」が新会員として推薦した候補者105人のうち、6人を菅義偉首相が任命しなかった。
・承認しなかった理由は「共謀罪」など批判したこととされている。
・六名には、加藤陽子・東京大教授(日本近代史)氏などそれぞれの分野でほぼ第一人者とみなされる人々である。
・安倍首相の時に、菅官房長官は国家公務員やマスコミ関係者など政府と異なる見解を持つ人を排除してきたが、今回それを学者の分野まで拡大し、極めて危険な様相を示し始めている。
A-1:事実関係:菅首相、日本学術会議「推薦候補」6人の任命拒否 「共謀罪」など批判、政治介入か(毎日新聞2020101

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コメント

わたしは、きのうNHKが政府に対してかなり批判的な報道をしているようにみえたのが、印象に残りました。次はわれわれだ、という意識があるのではないでしょうか。

日本には、民主的基盤もないのに、国民からのカネで一部の活動家の専横が許されている組織が多数あるのではないかとひごろから感じています。こうした組織が廃止まで含めて今後見直されていくのは、避けられないであろうとおもいます。

理由は、もっとも重要な点をひとつあげるなら、日本が貧しくなって、余裕がなくなったからですね。非民主的にカネのあるところに巣食うのではなく、選挙も含めて明るい場での議論で勝ち負けを決めましょうとなるわけです。

そういう点では、わたしは首相自身のアイヌ中国利権にも着目しています。

No.12 48ヶ月前

もうひとつ、憲法論として「学問の自由」の議論がありました。しかしそもそも「学問の自由」とは何かについての定義や共通理解がなければ、議論にはならないとおもわれます。

これについて、日本において「学問の自由」の通説的理解は、
研究の自由、研究成果の発表の自由、教授の自由、大学の自治
の四つがあげられることが多いです。

その理解にたてばですが、今回のことが「学問の自由」侵害にあたらないことは明らかでしょう。

No.13 48ヶ月前

ブレディさん、PL紳士さん、りゃんさんの意見に賛同します。大所高所からのご意見勉強になります。
これからもどんどん投稿して下さい必ず読ませていただきます。

No.16 48ヶ月前
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