米国は対中攻撃を一段と強めている。その背景には、米国経済が量・質両面で中国に抜かれるのが実現しつつある。これに対し、米国は対中強硬の有志連合を形成し対峙しようとしている。有志連合は英国、豪州などをメンバーにし、日本の参加を強く求めてくる。

 こうした中通常は、日本は対中包囲に参加する。

 ところが問題は、菅内閣を支えるのは二階幹事長である。二階氏の早々とした支持がなければ、菅氏の自民党総裁就任は少なくとも難航したであろう。こうして菅内閣には二階幹事長の発言力が強まっているとみられている。この中、二階幹事長は習近平国家主席を国賓として招きたい意向を表明している。これは対米協調を重視する安倍外交の継承と相反することになる。菅内閣の重大課題になろう。

A:事実関係「習主席の国賓来日「穏やかな雰囲気の中で」 自民・二階幹事長」(産経)

「 自民党の二階俊博幹事長は17日、新型コロナウイルスの感染拡