安倍政権の大きな特徴は、安全保障面で、自衛隊を米国戦略のために海外で展開するための法整備を行ったこと、それも世論の強い反発にも関わらず推進したことにある。ただ、反対の動向を見ると、次第に抵抗力が減じていったことが解る。
A-1 事実関係1:世論を顧みず、敵と味方に分断 「安倍カラー」政策を押し通す <安倍政権 緊急検証連載>(東京新聞。8月30日)
安倍政権が推進した重要政策、当時の民意は?
直後の共同通信世論調査、単位は%
・2013年12月 特別秘密保護法成立
同法への不安 感じない:22.3 感じる:70.8
同法への賛否 賛成: 24.9 反対 :60.3
・14年7月 憲法解釈変更で集団的自衛権容認
賛否 賛成:34.6 反対:54.4
・15年9月 安全保障関連法成立
賛否 賛成:34.1 反対
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ポスト安倍。自民総裁選出は全国的党員参加でなく、両院議員総会等議員中心。石破氏には不利。各候補評、読売「“政権の継続性が必要”で菅氏浮上」、朝日は「ここに来て党内の支持が広がっている」と菅氏へ誘導。だが世論と乖離。読売調査次の首相:石破24%、菅4%
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随想⑫カナダの教訓
コメント
>>3
もう一つ。貴殿は安倍政権が二兎を追って短命に終わったと言うが、8年近くも長く戦争せずに平和に終わった、とも取られ、安倍氏はもっと悪かと思っていた私は安心してます。
安倍さんの御爺ちゃんである安倍寛さんは戦前軍部に睨まれた平和主義の国会議員だったわけで、安倍さんの本音は平和主義かも知れぬのです。二階さんの影響を受けるわけですから、そう思っても変じゃない。
他の跡継ぎ候補者を拝見する限り、小者ばかりで、いくらトランプが戦争をけしかけても、聞こえぬふりをしそうですね。貴殿には不満だろうが、極東には日本より強い国がうようよしている。日本は憲法の国。戦争より通商を標榜すれば極東から一目二目も置かれますよ。
個人的には「集団的自衛権」と「共謀罪」については反対だが、
それ以外は基本的には賛成であった。
秘密保護法については、外国の内政干渉を防ぐことは安全保障の基礎
だと思うのだが、私の考え方が保守的過ぎるのだろうか。情報機関を
持つべきというのは、孫崎先生のかつての持論だったはずでは。
また、「武器輸出三原則の見直し」について賛成の理由は、軍事技術力
の向上のために必要と思われるからだ。実際に戦争するわけにはいかず、
技術力を向上させるには、国際競争に晒される必要がある。当然ながら、
紛争地域への輸出には断固反対である。
自主自立の為には、下記のメリハリを持った政策推進が必要だ。
【守る】軍事防衛力の強化、諜報活動・内政干渉の防止
【攻める】産業・輸出競争力の強化、国際影響力の強化
世界は決して綺麗事で動いているわけではない。人間個人とは異なり、
国家に友情など存在しない。他国との関係は国益に合致するか否かだ。
ここら辺は冷徹に見極めるべきと思う。
ほんとに、憲法改正したのと同じくらいの法律を作りましたよね…安倍政権はほんとに怖い政権でした。次の政権も不安でしかありません。
(ID:19005377)
国家権力が法体系の枠を超えたかなたにあることを発見してそれを主題にして小説を書いた偉大な作家がカフカです。私は今もカフカが発見したことは一時も訂正されること無く蠢いていると考えています。これはもう政治の宿命ではないでしょうか。
日本の自衛隊を米国の軍事戦略の為に海外で展開することは米軍の日本占領時代から始まっている訳で、いざとなったら、国家権力には法なんか無いも同然です。
ではどうするか。日本のことだが、主要メデイアが米国に全面的に忖度する時代になってしまっているから、フリーのジャーナリストが、世界の情勢についてSNSや地方紙を通じて、大衆に伝える努力を行い、主要メデイアが如何に歪んでいるか、を示さねばなりません。このことでしか、権力の暴走を抑え込むことは出来ません。