戦前、戦中、主なる文学者はほとんどが戦争に協力したと言って良いと思います。
1940年「情報局」が設立されました。文学者の一元的組織である日本文学報国会は1942年5月26日に勧請しました。これは単なる互助機関ではありません。その目的に、「国家の要請するところに従って国策の周知徹底、宣伝普及に挺身し以て国策の施行実践に協力する」とあります。
この組織の会長は徳富蘇峰です。小説(部会長・徳田秋声、理事・菊池寛、劇文学(部会長・武者小路実篤、幹事長・久保田万太郎、理事・山本有三)、評論随筆(理事・河上徹太郎)、詩(部会長・高村光太郎、幹事長・西條八十、理事・佐藤春夫)短歌(部会長・佐佐木信綱、幹事長・土屋文明、理事・水原秋桜子)俳句(部会長・高浜虚子)、外国文学(、幹事長・中野好夫、理事・辰野隆)の部会から構成されています。
こうした人々がどのように協力したか、尾崎秀樹著『近代文学の傷痕』は「
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>>6
読むなら俘虜記よりも野火のほうがいいと思います。
中編ですから読みやすいと思います。
大岡昇平の初期の傑作です。
世界の戦争文学の中でも最高のものの一つです。
(ID:21835634)
>>3
日本帝国陸軍の兵士が奴隷というよりは、徴兵制が
一種の奴隷制度と思います。
戦奴ですね。
リベラルな人に、自衛隊に貧しい家の若者が多いことを指して
階級的徴兵制という人がいますが、わたしはそれに反対です。
奴隷は意向をたずねられません。
どれ程貧しくとも絶対に軍隊に入らない人がいます。
自らの意思で自衛隊に入ったのなら徴兵制という言葉は
使わないほうが良いと思います。
徴兵制は奴隷制ですから。
(ID:19005377)
>>10
貴兄の鋭い考察には啓発されます。感謝。