孫崎享のつぶやき

安倍首相、イラン核問題は2015年、イランと安保理常任理事国+ドイツ6カ国が合意。これに米国が無理な条件を出して一方的に離脱。本来は説得すべき相手は米国。イラン穏健派は、日本の首相に緊張緩和策を釣るよう進言させ、過激主張グループを抑える意図

2019/06/13 08:24 投稿

コメント:2

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A-1事実関係

・安倍首相は12日午前、イラン訪問に向け羽田空港を出発した。テヘランで12日夜(日本時間12日深夜)にロハニ大統領と、13日午前(同13日午後)に最高指導者のハメネイ師と会談する。

 日本の首相のイラン訪問は1978年9月の福田赳夫氏以来、約41年ぶり。ハメネイ師と日本の首相との会談は初めてとなる。

 今回の訪問は、中東地域の緊張緩和が目的。昨年5月に米国がイランをめぐる核合意から離脱。経済制裁を復活させ、原子力空母を中東に派遣するなど圧力を強めている。

イランは核合意の履行の一部停止を打ち出すなどして反発。偶発的衝突などで中東地域が不安定化することへの懸念がある。日本はイランと長く友好関係にあり、首相が米国や関係国の考えを伝えることで、緊張緩和の重要性を強調する方針だ。
A-2安倍首相は12日午後(日本時間同日夜)、イランのロウハニ大統領と首都テヘラン

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コメント

イランの核はイスラエルに核があるからだ。イスラエルに核がなかれば、イランの核も無くなる。
イランのミサイルはイスラエルが精巧なミサイルを保有しているからその対抗上のものなのだ。

イスラエルのネタニアフはイランが今後更に強くなって行くのを恐れて3年前に米国会議員を集めてイランを攻撃しようと呼びかけた。出席した上下議員の総勢のスタンデイングオベイションでネタニアフの呼びかけは受け入れられた。トランプはそのスタンデイングオベイションに応えてイスラエルの為に対イラン戦争を始めたのだ。

世界が最も恐れて居るのは、米軍が中東で「盧溝橋事件」を起こすことだ。米軍は何でもやるから軽視できない。大いにあり得る。ところがここに至って、米国内部の空気が変わって来た。米軍部のトップがイランと戦争しても勝てないと言い始めて居るのだ。つまり、ベトナムみたいに負けると言いだしているのだ。

この米国内の空気を嗅ぎ取って安倍さんが仲裁に乗り出した?そうとも取れる状況だから、猶更のこと、「安倍さん、なかなかやるじゃん」という感嘆の気持ちになるからあら不思議。そして願わくば、イランがそうだから、ロシアや中国はとんでもなく強い、しかも、イラン、ロシア、中国は強い絆で結ばれていることを安倍さんは実地で体験し、米国の力を相対的に視る目を育み、安倍さんの憲法改正が如何にナンセンスかを知る、そういう風に是非なって貰いたい。「君子豹変」。安倍さんが豹変すれば、間違いなく立派な宰相として歴史に残るだろう。

No.1 66ヶ月前

わたしは言葉のつかいかたには少しうるさい。

核合意からの離脱っていったい何?

要するに、米国が数カ国間での約束事を守らないと
宣言したわけです。
つまり約束を破るぞと。

これって離脱と表現することかな。

日本の親米マスコミが苦心の末こしらえた表現だけど
孫崎さんまで使わなくてもいいじゃないの。

合意破棄、約束破り、それが熟した日本語表現です。
マスコミに気をつかわずちゃんとそう言いましょう。

No.2 66ヶ月前
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