時々思うことがある。もし、日本「本土」の中央紙が沖縄の新聞のように、がっつをもって対米自主を書いていたら、日米関係の在り様はすっかり変わっていたのでないか、今日のような無残な対米隷属でなかったのでないかと思う。
沖縄には「琉球新報」と「沖縄タイムス」という2大地方紙がある。中央の新聞はほとんど沖縄に食い込んでいない。
二紙共、米軍基地には厳しい対応を示している。
普天間基地問題、オスプレーの配備、4月28日に政府が開く主権回復記念式典等厳しい報道を続けている。
私は『戦後史の正体』で日本の政治家で対米自主を唱えた人はほとんど、政治の場から排除されていくのを見てきた。
そしてその排除は米国が直接手を下すというよりは、政治家、新聞、官僚がほぼ一体となって、この日本人の手によって政治的に抹殺してきた。
なかでもマスコミの影響力は大きい。
戦後の長い歴史の中で、米国は政治家、新聞、官僚という組
沖縄の新聞は何故対米従属でないのか
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コメント
コメントを書く(ID:1296840)
・・・結局はそうなりますよね。
独立する、クーデターが起きる、政権が政府が完全にひっくり返される。
嫌というほどに虐げられ続ければ、人間はそんなものをとても続けられませんから、反撃に打って出るしかなくなる。
南米各国のように、アメリカグローバル資本の支配から何とかして抜け出そうと、自分たちの主権を取り返そうと死にもの狂いで躍起になりますよ。
TPP後の日本も、もしかしたらそうなるかもしれませんね。今はまだ尻に火がついている程度の状態ですが、国民が本当に痛い目を見ていい加減目を覚ませば、そこからどうにかしようという機運が生まれなくてはおかしい。生まれないというのならば、それはみすみす日本が滅びるに任せるということですから。
できればそうなる前に目を覚ましてほしいのですけれど。
(ID:29645663)
沖縄県民の意識に比較して、いわゆる本土の国民の意識が稀薄であることの根底には、本土のテレビ、新聞などのマスコミの影響がきわめて大きいことがあります。自分で考える意思、意欲があれば本土においても、孫崎さんの著書、つぶやき、ツイッターを読むなど、方法はあるのです。
いかんせん、主体的な、自覚的な意識、意欲が絶対的に足りないと思います。
フランス革命人権宣言、アメリカ独立宣言など市民革命の歴史をもたない日本の弱点かなと思います。
しかし、愚痴っていては進まないので、私たちは、孫崎さんの著書、つぶやき、ツイッターを広げることを継続することが求められています。
(ID:20036883)
これは容易なことではありません。ダライ=ラマ14世の要求する高度自治のように外交と軍事を日本政府に委ねるわけにはいかないのですから。カナダとUKの如き関係を模索するべきでしょう。ですが対外強硬を誇り自国内でも強圧的な政治を行うことが結果的に反乱や離反を招く、我々国民は常識として知っているはずです。日本は力で台湾、朝鮮、中国東北部(旧満州)を征服しましたが結果は全て失敗しました。沖縄もそうなるかもしれないというのは当然想定するべきでしょう。上記の土地の人民同様に同胞として扱われず、不当に抑圧され、土地を奪われているのですから。日本人はポワーポリティクスを都合良く解釈しています。自分が(上位の)隷属に甘んじているのだから君も当然(下位で)そうするべきだ、しないのはけしからんというのは日本人だけの感覚です。