孫崎享のつぶやき

本の紹介:『オリバー・ストーン オンプーチン』、(あなたの人生論は柔道の理念に集約されていると言われるが)・大体そうだ。柔軟でなければならない。時には相手に譲ってもいい。それが勝利につながる道ならば。窮鼠猫を噛む、誰かを追い詰めてはならない。

2018/03/20 09:09 投稿

コメント:15

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本:オリバー・ストーンは、アメリカの映画監督である。「ウォール街」「JFK」「スノーデン」等、近現代史に切り込む映画監督である。さらに書作も、『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 1 二つの世界大戦と原爆投下: 2 ケネディと世界存亡の危機: 3 帝国の緩やかな黄昏』等がある。

 以上で解る通り、現代で、その正体がまだ十分に解明されていないと思われる課題に切り込む。その彼がプーチンに取り組んだ。

2015年から2017年四回ロシアを訪問し、合計9日間プーチンにインタビューし、出来たのが『オリバー・ストーン オンプーチン』(Discover)である。

 本は次の構成である。

1 5度の暗殺未遂にもかかわらず悪夢は見ない

2 万能感に浸る国家は必ず間違う

3 ロシアがスノーデンを引き渡さない理由を話そう

4 アメリカはロシアという外敵を必要としてい

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コメント

これがパート2。
https://www.nbcnews.com/video/confronting-putin-part-2-1182214211699
パート6まであるので、興味あれば探してくださいね。

Novichok については、その開発にたずさわったという人への取材記事がいちおうあります。
http://www.abc.net.au/news/2018-03-14/only-russia-could-be-behind-uk-poison-attack-toxin-inventor-says/9546298

日本人ジャーナリストの見立てをいちおう引用しておきます。プーチンファンのためには、ヌードもありますよ 笑
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuroibuntaro/20180315-00082740/
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuroibuntaro/20180315-00082741/

No.14 80ヶ月前

ロシアってのは、まあ考え方にもよるんですが、GDPでいえば韓国より少ない経済小国なんですよね。でも、核兵器があって、情報機関や工作機関があって、汚いこともいろいろやれば、米国なみの存在感が、実際にあるわけです。

そりゃまあ、金正恩が核兵器もちたがるはずですね。

No.15 80ヶ月前

あ、肝心なことを言い忘れました。
「柔軟でなければならない。時には相手に譲ってもいい。それが勝利につながる道ならば」
っていうのは、たぶん嘉納治五郎が考えていた「柔道の理念」とはちがうんじゃないかとおもいます。私は柔道に詳しくないんで、たぶんとしておきますけども。

プーチンは真面目に柔道やってるとおもうんですが、「時には相手に譲ってもいい。それが勝利につながる道ならば」が「柔道の理念」であると考えてしまう。こういうあたりに、日本人的な感覚がいかに諸外国に伝わりにくいかを見る気持ちがしますね。

でも山下泰裕なんかはプーチンにメロメロなんですよねこれが。
http://www.yamashitayasuhiro.com/hitokoto/060124b/index.html

No.16 80ヶ月前
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