、中野孝次著『清貧の思想』(文藝春秋、一九九六年)。
・(海外で)何かにつけて日本及び日本人について質問されるわけである。
私は話を求められるたびにいつでも「日本文化の一側面」という話をすることに決めて来た。内容は大体日本の古典―西行・兼好・光悦・芭蕉。池大雅・良寛などーを引用しながら、日本には物作りとか金儲けとか、現世の富貴や栄達を追求する者ばかりではなく、それ以外にひたすら心の世界を重んじる伝統の文化がある。
ワーズワースの「低く暮し、高く思う」という詩句のように、現世での生存は能うかぎり簡素にして心を風雅の世界に遊ばせることを、人間としての最も高尚な生き方とする文化の伝統があったのだ。それは今の日本と日本人をみていてはあまり感じられないかもしれないが、私はそれこそが日本の最も誇りうる文化であると信ずる。
・いま地球の環境保護とかエコロジーとか、シンプル・ライフと
コメント
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>>8
育ち方、親族に亡くなったとか言いだしたら、まるで狂気だ。
(ID:18367902)
>>9
日本人特有の霊性である無思想の思想、無分別の分別を神秘主義といったのはあなたなのですよ。「般若心経」の根本だと教えてあげているのに、全く理解しようとしないというか、出来ないから、いろいろ親切心からお話したのに、「狂気」だという。非常識な荒れた言葉を使ってはダメですよ。
(ID:18367902)
このご投稿とは違うが、森友、加計の隠ぺいと共通するのでコメントします。
北海道タクシー事件の加害者が書類送検されるというが、テレビなどでビデオカメラで行動は明らかになっているが、名前が出ていない。書類送検で終わるという。
ネットで流れている情報によると、杉山央弁護士で、「赤れんが法律事務所所長」、ベンチュア企業「札幌ビズカフェ代表」、地域応援型クラウドファンディング社長という。何故、警察は名前を出さないのだろうか。公共性のある人が暴力行為に及び、被害届も出ているのに隠してしまう。森友、加計事件と同じ現象が出始めている。大企業のみんなで渡れば怖くない現象もあり、社会の規範がどんどん崩れているとの実感を禁じ得ない。