ジャパン・アズ・ナンバーワンなどと言われていた８０年代後半、科学技術分野も もはや米欧のモノマネから独創へシフトしなければダメだ、教科書を鵜呑みにせず「自分の頭で考える」ことだとよく聞かされた。
例えば、とある実験の結果を「教科書通りでない」と言って、実験は失敗だとカンタンに決め付けるような「真理は教科書にある」という態度では何かオリジナルな仕事をするのは無理だと．．．それから３０年、分野に限らず係る状況は悪化の一途を辿っているのでないか。

世の中にこの類は極めて多い。

広く認められた事実とは別に、何らかの謀略、策略が隠蔽されていると妄想するというより、当観するのを陰謀論というのであろうか。事実追求論としては、機密文書をもとにして、数多出てくるのでしょう。この手の知的分野の構想は、興味深いが、好みとするところではない。専門家でないし、事実でつかみえない現象は何とでも論理展開できるし、無限無涯であるからだ。小説的には見れば興味深いものではないか。

先日、トランプが秘密になっている「捜査記録」を公開すると宣言した。大統領選を戦っているときトランプはニューヨークタイムスの記者に突っ込まれ「嘘つきはお前らだ。ケネデイー暗殺の嘘を記事にして何を言う」と逆襲していた。トランプはやるじゃないかと言うのが私のトランプの印象だった。そして今回の公開。筋が通っている。ところがやはりCIAとFBIが横やりを入れ部分的公開になった。こういうFBIとCIAの不可解な行為は皮肉にも「オズワルド単独犯行はFAKE]ということを逆に立証したと私は考えています。米国権力の本質が当局によって暴露されれば、「米国の世紀」という米国の崇高な道標が泥で塗りたくられることになり、ヒトラーの「第三帝国」みたいな血塗られたものに堕落するのだ。それだけは避けねばならないというのが彼らの戦略でしょう。

「陰謀論」と言う用語は二義性があって、元々の意味は「権力の陰謀があったに違いない」と主張する記事、エッセイに冠するものなのだが、権力側が「それは陰謀論だ。空想だ」という風に逆襲し始めて、大手メデイアが一斉にその線でキャンペーンに乗り出してすっかり否定する場合の用語となり果てたのです。因みに、先日、亡くなったネオコンの指導者の一人であるブレジンスキーはオサマビンラデンをサウジからスカウトし、テロ集団アルカイダを組織し、アフガニスタンからソ連追いだしを実行した時、国際ジャーナリストたちがそれをかぎつけて記事にしたのです。ブレジンスキーは部下たちに「それは陰謀論だ。嘘だ」と主張して逆襲しろと命じていました。それを現わすビデオがあります。彼は確たる証拠がない限り押し切れると強く主張しているのです。そしてそれに従って自由世界の属国群のメデイアは大人しく従順に疑いなく嘘の報道を創り上げて居ます。

「ケネデイー暗殺の下手人は米国権力そのものだった」ということについてこれからも米国の指導層とメデイアは「陰謀論」というレッテルを貼って否定していくでしょう。

ややこしいこと、めんどくさいことに首を突っ込みたくない。　という人間の本能が作った言葉が、陰謀論だと思います。
世の中の裏をあげつらって、成長を足を引っ張るなんて、共産党のようなことをしたらいけない。　それは陰謀論だ。
という考え方は、６０年安保がおかしなことになってしまったことにある。

#枝野立て　の時代の世論の作り方は、陰謀論という安易な批判に負けない強い物であって欲しい。　孫崎先生は、その精神的支柱の一つです。　お元気で頑張ってください。

世界最強の大国でありながら、ケネディ以後のすべての大統領がイスラエルに巨額の無償軍事援助を行い、中東紛争に関しても決してイスラエル批判をしないのはなぜなのか。
法律で全面公開しなくてはならない５０年を過ぎても、一部の公表を差し止めたのは、なぜなのか。
証拠はなくても、この事実を考えれば、誰にも想像はできるはずだ。

>>3
あなたみたいに米国という鰯の頭を有難くいただいていれば、今日のあなたの文章になるんでしょうね。きっと。
１．「ひろく認められた事実」とは一体何ですか？全く意味不明ですね。「事実」をフィクションと書けば合格点なんですが、とにかくあなたは倒錯してます。
２．妄想とは何ですか？あなたの頭の中ならYESですね。オリバーストーンのこの殺人事件に関する究明は事実の積み上げで造られています。妄想ではありません。その最終的な裏付けが今回の公開でなされるという期待があったが、CIAとFBIで裏切られたのです。繰り返しますが、妄想ではありません。今時、このブログでそのようなおどけたことを言うのはサイコパス以外に考えられません。勉強してくださいよ。勉強せずに言葉を紡ぐことが恥ずかしいことだとあなたは思わないのですか。
３．知的分野の想像ではありませんよ。好き嫌いの問題ではありませんよ。嘘を暴くのはジャーナリストの命ですよ。
４．無限無涯とは何ですか？訳の分からない言葉を使って驚かそうとするあなたの頭はどうかしてますよ。これは明らかに殺人事件の真相究明です。人類崇高の営為です。実に限定的です。往時の捜査データがあるはずです。捜査データは限定的です。
５．明らかに小説ではない。

繰り返しますが、あなたの文章は倒錯してます。文章から判断してあなたの精神が不具合か米国権力が作り上げた神話の信者かどちらかの一つと断ぜざるを得ません。

>>7
すべてお答えしませんが、「広く認められた事実」は
警察署内で、ルビーに撃たれて死亡したが、ウォーレン委員会公式調査報告書ではオズワルドの単独犯行としていることであり、皆が知っていることです。

>>8
開いた口がふさがりません。皆が知っていることではなく、皆が知っている神話だということが肝なんですけど、たくみにポイントを言葉でずらすやりかたはどこで覚えたんですか。本当に頑固で困った人だ。自民党の諸君と前原、小池の頭の中を覗いている感じがもてて、このブログでは保守の頭の生のサンプルとして貴重ではありますが。本当にそばに我々の論敵が居るということで、又「敵を知り己を知れば、、、」というのも実践できて、あなたの存在はありがたくはあるわけですよ。今からもどしどし叩きます。

>>9
どんどん叩いてください。ありがたいことです。ただ、私は敵でも味方でもないと思いますが。教条的見方に異なると、興奮が強くなるようですね。体に良くないですよ。

>>10
根拠もなく教条的という言葉を吐くのは如何にものカナ。あほの一つ覚えで教条的と言えば、勝った気分になるという自民党の古臭いマルクシズム批判の専門用語です。知ってましたか？ケネデイ殺人事件は教条とは全く間係ない。殺人事件の捜査です。興奮？身体に良くない？敵でも味方でもない？どこからあなたはそのような意味の無い言葉を使うようになったのですか？これからどんどん叩きます。あなたを自民党的なもの、前原、小池の化身と見立てて叩きます。

>>11
叩くことが好きですね。誤っても奥様を叩いてはだめですよ。

>>12
私の場合、政治に関わる間違った考えや態度を筋を通して叩くことですから、奥様とは関係ありません。お分かりですかな。

>>13
人それぞれが自分の考えを主張するのであって、相手を叩くというのは、日本的とは言えません。こんな論理を展開する人は見かけたことがありません。
政治に正しいとか間違いはありません。国民の支持を多くとった人たちがその選挙では認められたのです。負けた場合は勝った人を祝福し、次の選挙まで従っていくことです。次の機会には、勝利してください。祝福しますよ。

>>14
あなたが嘘を信じて居るからあなたを諌めているのですよ。あなたは全く訳の分からない詭弁家。勝てば官軍というのだろうけど、いずれは立ち行かなくなる。支持？３０％程度の獲得票で権力奪取。傲慢極まりない。祝福？とんでもない。

>>15
諫める。あなたは言論の自由ということが全く理解できていない。気に入らない人の意見を嘘という、議論、会話になりません。今までに経験したことのない人です。無意味なようなのでこれでおしまい。

「陰謀論」と「都市伝説」は、まともな言説に対してあたかもそれが無根拠な妄想であるかのような濡れ衣を着せるための常套句だ。
　この言葉を使ってくる人は、体制的な体質の人である。つまり、疑問をもつこと、考えること、抽象的思考が苦手な人だ。
　そのことを今回孫崎さんは、見事に喝破して、言葉に定着させてくれたんじゃないかと思う。「疑問をもつな！」ということなんだと。
　いっかいの庶民が自らすすんで「それは周知の事実だから疑問をもつのは妄想だ!」と言うのは自らネギを背負って鍋に飛び込む鴨のようなものだよ。
　実際の鴨にはそんな間抜けな奴はいないがね。
　　

「陰謀論」に一言。
人の行動は何らかの企み（目的意識／企図）を持って行うもの。恋人を射止めるのもしかり、権力奪取を図るもしかり。まずは自らの心のうちで考え、行動に移すもの。それを「陰謀論」と言えば高等動物の人間行動はすべて「陰謀論」の範疇だろう。よく「自然になった」と言われるが、これは絶対にない。仕掛けた「陰謀」が絶対にある。社会的事案、歴史的と言われる事案は、明白なことである。いろんな企み（陰謀）の絡み合いがあってこそ、歴史は、よかれあしかれ動いてきた。
「陰謀論」を問題にするのは、過去の陰謀をありがままに認める側ではない。むしろ、過去の陰謀を否定する側である。「陰謀論」と言う言葉そのものが、いかにも胡散臭い。疑義、異論があれば、過去の事実を洗い直し、素直に検討・論議し、新たな発見等で社会的事実なり、歴史的事実なりをより合理的納得のいくものにすればいい。それができないものが、「新たな事実なり」「疑義に」問答無用で口封じを行うのが「謀略論」である。ただ、注意しなければいけないのは。本当に荒唐無稽な主張を”力”を使って流布し、広く国民なら顰蹙を買わせ、「謀略論」に市民権を与え、後ろからの「口封じ」を手助けする輩もいることだ。孫崎様がきわめてすっきりと整理され感謝です！