バノン氏解任は、トランプが闘ったアメリカ・ファーストの終焉を意味する。スタンダード誌は「バノンは記者に、我々が闘い、勝ち取ったトランプ政権は終わった(The Trump presidency that we fought for, and won, is ove)と述べたと報じている。
ここでいう「アメリカ・ファースト」は何を意味するか。
第一に、経済で生産基地を米国本土とすることである。
所謂「グローバル」派は生産を米国本土にする必要はない。安い労働賃金と、企業活動の規制の緩い海外で行えばいい。
第二に海外での軍事活動は意味がないとするものである。アフガニスタン、イラク、シリアなどの軍事行動がどれだけ米国国内の安全と関係があるか。これを行うことによて、どれだけ米国経済の負担があるか。
当然海外での軍事活動を主張する軍産複合体と経済の「グローバル」派は、「アメリカ・ファース
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トランプ政権で、大統領選挙勝利の最大の功労者バノンが辞任。基本的には、トランプが「アメリカ・ファースト」的姿勢から、軍産複合体、金融保守本流に降参の流れ。Bは北朝鮮に「北朝鮮問題は余興に過ぎない」と発言
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今、大岡昇平の『野火』を読んでみないか。作品中の台詞”この田舎にも朝夕配られて来る新聞紙の報道は、私の欲しないこと、つまり戦争をさせようとしているらしい。”
コメント
細部に間違いがあるかもしれませんが、大雑把な理解として、韓国と民団は「在日韓国人」を主張し、北朝鮮と総連は「在日朝鮮人」を主張していたとおもいます。
その争いに深入りをさけたい、あるいはその争いが無意味だと考えるヒトビト(日本人であろうと在日であろうと)が「在日コリアン」を普及させ、今では普通の言い方になっているという経緯だったのではありませんでしたっけ。
「朝鮮半島が統一しなくて良いという考え」と、「在日コリアンという呼称をやめること」とに論理必然的な関係があるとまではいえませんが(たとえば、朝鮮半島は統一しなくていいが、在日コリアンという言い方は便利だから使うというような立場もある)、「朝鮮統一なんて目標は、捨てたほうがいい、と本気でおもうヒトビト」は、その外形的なあらわれとして、韓国や北朝鮮の考えを尊重して在日コリアンという言い方は使わないようにすればいいのでは、という提案です。
半島分断については、日本に責任があるとすれば、「敗戦したこと」でしょうね。
半島が米ソの思惑におどらされたのは確かで、米ソに大きな責任があることも確かですが、李承晩と金日成とがその思惑にのって外国勢力をひきこまなければ分断にはならなかった。
ですから米ソの思惑まで含めても、やはり、権力闘争に外国勢力を大きくひきこんでしまう性質のある、半島に住んでいるヒトビトの責任というほかはありません。
米露あるいは中まで含めて、そういう国々に分断の責任があるとする立場は、米ソあるいは中の介入を現代においても肯定する立場に結びつきやすいでしょう。
私は、とっとと金正恩と文在寅とが当事者同士で会談して、北主導での統一を決めればいいのにとおもいます。今の情勢で米中露ともそれに反対できないでしょう(韓国内でもっとも反対論がでるでしょう)。
そのとき、核兵器廃棄と在韓米軍撤退とをバーターすれば、日本から遺恨なくたくさんおカネももらえ、ベトナム以上に発展できるでしょう。日本人だったら簡単に実現できそうな絵図ですが、これができないのは、やはり民族性というものはあるのだという思いです(どっちが上と言いたいわけではありません)。
文在寅はこれに近いことをねらっているフシはみえますが、統一のあかつきには核兵器がないといやだとか、生活水準がさがるのはいやだとか、金王朝をどうあつかうかむずかしいとか、そのほかも色々と欲張っていそうですね。愚かなことだと思います。
>>29
実に良く分かります。私は戦後ずっと日本の権力は買弁を余儀なくされたというより率先して買弁を務めて来て居ると思いますね。国民は幸い高度成長で恩恵を受けたけど米のための買弁ではこの国は立ち行かなくなると危惧しますね。
(ID:19005377)
米国民一般の利益に立脚したバノンの辞職は世界の一般国民の利益の為にも悲しむべきことだと私は思いますね。
米国の権力はウオール街によって支配されていることは米国人の研究者によって立証されています。フランクリン・ルーズベルトはそういう状態をファシズムと定義しました。ジョン・ケネデイーはその教えを守りベストを尽くそうとしたが、凶弾に倒された。バノンもウオール街にとっては除かなくちゃいけない人物だったことは明らかです。これを機にウオール街はトランプの操縦に力を入れるでしょう。そして、米国民の利益は軽視されて行きましょう。そして米国に従順でない国々への圧力は益々強まって行くと予想されます。
その中で北朝鮮への圧力はむしろ弱まって行くのではないかと私はスペキュレイトしています。バノンの認識である1000万人の犠牲はウオール街がいかに悪魔であっても無視できないと思います。背景には、ウオール街の算盤では半島で諍いを起こして得るものはそれほど多くないことが上げられるし、韓国政府と韓国民の反戦ムードは高揚しており、在米韓国人の動きもすさまじいものがあるわけです。米国のメデイアの論調、日本のメデイアの中国に関するニュース等々から感ずるもの、中国に対する敵対ムード等々が醸成され、日本人の中国人に対する反感が強まっているのが私には気がかりです。
続く