AP通信などによると、中東のバーレーン、サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)の4カ国が5日、カタールと国交断絶すると相次いで発表した。
A:事実関係
4カ国は、カタールからの外交官の引き揚げや、航空・海上交通の遮断を行うとしている。サウジはアラブ諸国が軍事介入しているイエメン内戦からカタールが部隊を撤収するだろうとしている。バーレーンは断交の理由について「メディアを使って、イランとつながりのある武装テロリスト組織を支援し、バーレーン国内で破壊活動や混乱を広げている」などとしている
B:解説
・カタール国は、中東・西アジアの国家。首都はドーハ。アラビア半島東部のカタール半島のほぼ全域を領土とする半島の国。ペルシア湾(アラビア湾)に面する。南はサウジアラビアと国境を接し、ペルシャ湾を挟んで北西はバーレーンに、北はイランに、東はアラブ首長国連邦(UAE)に向かい合う。
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日本の民主主義とは何だったのか。占領下、マッカーサーの、専制独裁下で、形式的な民主主義国家へ。上から与えられた民主主義だから、上が与えるのを止めると言えば、消滅する可能性のある民主主義。その危機が今安倍政権の下で発生。
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イラン首都襲撃、警備員ら12人が死亡 ISが犯行声明。イラン側はこの攻撃の背後にサウジと米国がいると判断。トランプのサウジ訪問後、サウジが攻勢に出てるとの見方(対カタール国交断絶含む)。中東情勢、一段と不安定化。
コメント
米国には7つの政府があり、特に中東に於いては米国はヌエみたいな存在だというのが私の直観です。従って、通常、中東関連では米国の大統領は余り口を挟まない。トランプは異色というか型破りの大統領です。
これもやはり私の直観で申し訳ないが、シリアへロシアが本格的に進出し、それにつれてイランは元気を出して、工作を始めた。カタールはその影響でシリア潰しの先鋒を務めて居たのをいたく反省した。それが原因で親米グループ諸国から仲間外れになっていると見ているのです。最悪の場合、中東大戦争に発展するのですから、看過できません。米国が事実上内乱状態ですから、ロシアはイスラエルと話し合うべきだと私は考えます。
(ID:18367902)
トランプ大統領のサウジアラビア訪問で大きな出来事は、12兆円にも及ぶ最新鋭武器輸出である。
もともと湾岸諸国のスンニ派とイランのシーア派は、対立関係にあるが、カタールはスンニ派であり、急に他の湾岸諸国と対立関係になることは考えにくい。考えられる理由は、何であろうか。考えられる点。
①12兆円に及ぶ最新鋭武器で、イランに対する姿勢を強化しようとしたが、カタールは同意しなかったのか。
②ISに対する資金援助の道を今後断とうとしたが、カタールは同意しなかったのか。
③アルジャジーラ放送による「アラブの春」に代表される王家打倒に基本的に不快感が強いのか。
いずれにしろ、カタールには、米国の基地があり、一万人もの部隊が駐留している。中東関係に疎いトランプ大統領ののサウジアラビアとの和解工作が、複雑な中東をさらにわかりにくくしてしまった。米軍のトランプ大統領に対する不信感が増すことになり、トランプ大統領の権力基盤が失われていくばかりである。権限を持っていても、信頼できる部下を失うことばかりしていては、権力者として失格なのでしょう。