1:今回の最大の問題は、約10億円の国有財産を実質ゼロ円で森友学園に売却したことにある。

2:売却価格値引極めて不適切

 これについては2つの事例が指摘できる。

(1)    森友学園に提供された土地について、大阪音楽大学が5億8千万円での購入意図を表明したのに対して、財務局は安すぎると却下している。

(2)    この土地は名神高速道路脇の土地であり、道路で二分されている。一方の土地は9492平方メートルで、豊中市に14億2千300万円で売却された。

通りを隔てた土地が森友学園に提供された土地で、1億3千400万円で売却された。

この二つを考えればどう考えても適切な価格設定ではない。

3:それであれば、最も問題ある行動をしたのは、財務省、国有財産の担当理財局長、当時は迫田氏と近畿財務局である。

4:2の状況で実質ゼロ円にすることは、理財局、近畿財務局から出るこ