トヨタ生産方式について考える:その22(1,653字)
ぼくは、東京芸大建築科1年生のときに、学校の課題として木製の椅子を作った。しかし今思うと、あれは何の役にも立たなかった。ぼくは、ここまでの53年の生涯で、椅子を作ったことはその一度きりしかない。だから、そこで考えたことや学んだことが、その後役に立つことはなかった。
また、もし今後椅子を作ることがあったとしても、その経験は役に立たないと断言できる。なぜなら、そこで何を考えたか、今ではすっかり忘れてしまったからだ。だから、もう一度椅子を作るとなったら、あらためてゼロから始めなければならない。その意味でも、大学で椅子を作ったことは全くのムダだった。
しかしながら、それ以上にムダだったと思うのは、そういう被害に遭ったのがぼくだけではないということだ。全ての生徒が同じ被害に遭っている。その被害の規模が甚大なのだ。単にぼくだけのムダで終わっていない。
そもそも、日本の教育関係者が分かっていないのは、物
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
2022/06/09(木) 06:00 マンガの80年代から90年代までを概観する:その55(1,730字)
2022/06/13(月) 06:00 知らないと損をする世界の裏ルール:その19「他者と論理的に話してはいけない」(1,913字)
コメント
コメントを書く