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ヌーヴォレコルト切れ味非凡/エリザベス女王杯

2015/11/12 13:08 投稿

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<エリザベス女王杯:追い切り>

 昨年2着の雪辱を期すヌーヴォレコルト(牝4、斎藤)がS評価を獲得し、エリザベス女王杯(G1、芝2200メートル、15日=京都)の追い切りチャンピオンに輝いた。11日、美浦ウッドでの単走追いは、リベンジに燃える岩田康誠騎手(41)が志願の2週連続騎乗。全体時計は遅いがラストの切れ味は非凡。これまでにないリラックスした走りに、コンビ成熟を感じさせた。

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岩田騎手を背に追い切られたヌーヴォレコルト(撮影・酒井清司)

 岩田騎手の「シャーッ」の掛け声に反応し、ヌーヴォレコルトのリズムが一変した。それまでのゆったりしたペースから残り100メートルで急加速。一気に最高速に到達すると、ゴール板を駆け抜けてもそのまま1角過ぎまで脚を伸ばした。ラスト1ハロンは12秒3。抜群の伸びを確認した鞍上は「最高の状態で臨める」と笑みを浮かべた。

 ただ、追い切りのハイライトは直線よりむしろ前半部分。岩田騎手は「タイムじゃなく、中身が濃い追い切りができた」と話す。向正面から刻んだラップは16秒4、15秒1。その遅い流れでも、重心を後ろに置いた鞍上の長手綱は緩んだまま。馬が行きたがってピンと張る場面はまったくなかった。全体時計は5ハロン70秒0と控えめだが、それこそが人馬一体の証明。「前半がずいぶん遅いなと思って見てたけど、ハミを抜けるようになったな」。ベテランの小松厩務員も驚くリラックスぶりだ。

 以前は、陣営が「軽めで十分」と言っていたはずの追い切りでも自然と速い時計が出ていた。猛時計にもけろっとしている牝馬離れしたタフさが目立ったが、ここにきて違った面が出てきた。斎藤師は「行きたがる面のある馬。これだけゆったり走れたのはいいことだと思います。去年は分が悪い上がり勝負になる京都は合わないと思っていた。でも、今年は切れ味が出て成長している」。道中の力みがなくなることで、切れ味が増す。決め手勝負でも負けない仕様に仕上がった。

 「この秋は女王杯が最大目標だった。岩田騎手も気合が入っているし、やってくれると思う。外国人騎手にも3歳勢にも負けたくないです」と師。秋華賞を勝ちにいった後だった昨年よりも余力は十分。昨年2着のリベンジを果たす時が来た。【高木一成】

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