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サトノクラウン精神面成長し大人の走り/天皇賞

2015/10/30 13:54 投稿

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<天皇賞・秋:追い切り>

 天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、11月1日)に出走するサトノクラウン(牡3、堀)が29日、ルメール騎手を背に美浦ウッドで追い切った。ダービー3着からのぶっつけになるが、心身の成長を感じさせる走りで順調な仕上がりをアピールした。勝てば02年のシンボリクリスエス以来、13年ぶりの3歳戴冠となる。

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サトノクラウン(手前)はルメール騎手を背にオコレマルーナと併せて追い切られた

 サトノクラウンが休み明けの不安を一掃した。ウッドでの最終追いは、外オコレマルーナ(古馬1600万)を1馬身追いかけ、4ハロンから15秒6でゆったり加速。直線は内に入って馬なりのまま55秒1、ラスト13秒2で併入した。時計、動きは地味だが、気負いのないスムーズな走りに“大人”の雰囲気が漂う。

 実は27日(火)から後背部にできものがあり、追い切りへの影響が懸念されたが、水曜の夕方にはうみが出て、事なきを得た。堀師は「先週しっかりやっているので、いつもの量で大丈夫だと思っていた。背中はジョッキーも気にしてなかったし、予定通りの調整ができた」と、仕上がりに太鼓判を押す。

 派手な動きがない分、評価は難しいが、ダービー以来5カ月ぶりでいきなりの古馬G1。追い足りない状況なら、もう少し強い負荷をかけていただろう。この時計で十分なのは、力を出せる仕上がりと判断したから。「春はカリカリしていたが、どっしり落ち着いている。トモの関節にずれのある馬だが、周りの筋肉が鍛えられて、だいぶバランスが良くなった。それが精神面にもいい影響を与えている」と成長を認めた。

 ぶっつけでの盾挑戦という選択は「前走の疲れが大きくて、放牧に出して1カ月も(疲労が)抜けなかった」、「現時点での完成度で3000メートルを使うのは厳しい」と理由を説明する。しかし、ここ1本のローテに絞ったことで、1カ月半前の9月18日に帰厩。じっくり時間をかけて段階的に調整できたのは大きい。

 今回は古馬一線級が相手となるが、堀師は個人的な見解としながら「古馬になると傷んでパフォーマンスができなくなるケースも増えている。斤量をもらっている3歳が有利な気がします」。2キロのアローワンスを味方に、一歩も引かない構えだ。【水島晴之】

 ◆天皇賞・秋での3歳馬 37年の第1回をハツピーマイトが優勝。ただ、39年以降は古馬限定となり、3歳馬が再び出走可能となったのは87年から。それ以降では、29頭が出走し【2 5 3 19】の成績。優勝は96年バブルガムフェロー、02年シンボリクリスエスの2頭だが、連対率の24・1%は世代別でトップ。

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