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ペルソナリテ「勝手に出た」66秒8/新潟2歳S

2015/08/27 13:01 投稿

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<新潟2歳S:追い切り>

 今週新潟のメーン、新潟2歳S(G3、芝1600メートル、30日)の追い切りが26日、東西両トレセンで行われた。唯一の2勝馬ペルソナリテ(牝、相沢)が、柴田大騎手を背に美浦ウッドで前に目標の馬を置いての単走で、馬なりのまま5ハロン66秒8-13秒0をマーク。無理せずに好時計を出したところに好調さを感じさせた。

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ペルソナリテは柴田大騎手を背に、力強いフットワークで追い切られた

 目標の馬を鋭く追った。直線に入るとペルソナリテは、馬なりのまま鋭く伸びた。ゴール後も勢いは落ちずに、前に行く馬を捉えに行くほど。5ハロン66秒8、しまい13秒0。柴田大騎手は「無理させずに、勝手に出た時計ですから」と、予定より速めの時計にも平然としていた。

 400キロの小柄な牝馬。その馬の長所を聞くと、柴田大は自然と顔をほころばせ、2つ挙げた。

 ★瞬発力 「脚がたまったときのはじけ方はすごい」と切り出した。新馬戦、ダリア賞と後方から驚異的な末脚で勝っている。柴田大は騎乗してなかったが、新馬戦では上がり3ハロンがメンバー最速の34秒4。「乗っていて小さいという感じはありません。フットワークが軽いし、切れる脚も使える。むしろもっと大きく感じます」。馬体以上に力強い走りが、そう感じさせている。

 ★勝負根性 前走のダリア賞は残り200メートル手前で、外からきた他馬にぶつけられた。それでもひるまずに狭い間を割って入り、抜け出して勝った。「普通ならやる気を失ってもおかしくないのに、そこからまた行くところがすごい」と感心しながら振り返る。

 前に行く馬を追いかける勝負根性と瞬発力。その2点がはっきりと見られたこの日の追い切りだった。

 マイル戦は初めてだが、「距離は1600メートルの方がいいと思う」と即答。そして「楽しみです」と笑顔で締めくくった。今レースただ1頭の2勝馬。3勝目は目前だ。【三上広隆】

 ◆新潟2歳Sの勝ち馬の脚質 過去10年の勝ち馬10頭を見ると、4角10番手以降からの追い込み馬が7頭、6番手以降の差しが2頭と、5番手以内の先行が1頭。差し、追い込み馬が圧倒的に結果を残している。その中には08年セイウンワンダー、13年ハープスターと、その後にG1を勝った馬が入っている。

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