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アテンフェスタ、好調新種牡馬の流れに乗れ/新馬戦

2015/08/05 14:08 投稿

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<新馬戦情報> 

 好調新種牡馬の流れに乗れ! 今年が初年度となるナカヤマフェスタ産駒アテンフェスタ(牡2、田中章)が8日5Rの小倉新馬戦(芝1200メートル)で初陣を迎える。すでに態勢は万全。先週のベーカバド産駒で8頭目の新種牡馬Vとなり、例年以上に新米サイヤーの活躍が目立つ。ナカヤマフェスタ産駒は5頭がデビューし【0 1 0 5】と初勝利まであと1歩だ。


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 馬房内でくつろぐアテンフェスタ

 父譲りの控えめな流星に品の良さが漂う。新種牡馬ナカヤマフェスタ産駒、アテンフェスタのお披露目が日に日に迫る。父のデビュー時より少し大きめな470キロ前後の馬体重。2歳馬らしい体の緩さはあるが、筋肉がつくる馬体の陰影は日増しにめりはりが出てきた。佐藤助手は「初戦から動けるはず。余計なことはしないし、伸びしろも大きい」と順調ぶりを伝えた。
 同産駒初勝利が懸かる。ブリーダーズスタリオンステーションの坂本教文場長は「ステイゴールドの血を引く割にはおとなしい。扱いやすさが良い方に出れば」と産駒全体の印象を語った。アテンもそう。佐藤助手は「癖もない。運動神経がいいんでしょうね。ゴーサインを出したときにスッと反応する」。1週前にはCウッドでラスト1ハロン11秒6を計時。父の力強さをうまく引き継いだ。
 今年2月に死んだステイゴールドの後継種牡馬としての期待も高い。今年の種付け数は昨年の99頭から30頭近くも増えた。2歳馬の活躍次第では来年度の種付け数は加速度的に増すはずだ。
 凱旋門賞で壮絶なたたき合いを演じた英国馬ワークフォースの産駒は、同じく今年デビューですでに2勝。坂本場長は「同じ年にデビューしたし、今は数字で負けているけど頑張ってほしい」とエールを送る。目指すは産駒1番星。父に届ける初白星が、産駒全体のカンフル剤となる。【松田直樹】
 ◆ナカヤマフェスタ 父ステイゴールド、母ディアウィンク(母父タイトスポット)。08年11月東京で新馬勝ち。10年宝塚記念を勝ち、同年の凱旋門賞で頭差の2着に入った。通算15戦5勝(重賞3勝)。11年11月に競走馬登録を抹消し、種牡馬入り。
 ◆今年の新種牡馬 好調な滑り出しを見せている。15年デビュー予定の新種牡馬は21頭。昨年の27頭より数は減ったが、昨年同時期までの勝ち星を上回る数字を残す。2歳戦が始まった6月から8月1週までの成績は昨年の6勝に対し今年は10勝。種牡馬のバリエーションにも富み、今年は全体の3分の1以上となる8頭の新種牡馬がすでに勝ち上がりを決めている。
 最も優秀な成績を残すのが10年英ダービー&凱旋門賞を優勝したワークフォースの産駒だ。今年デビュー組では最多となる、のべ24頭が出走し【2 4 1 17】。連対率25・0%は、2歳戦で20頭以上の産駒を送り出す種牡馬ではダイワメジャーに次ぐ、全体2位タイの数字だ。もう1頭、複数頭の勝ち馬を送り出すのが10年NHKマイルC優勝馬、ダノンシャンティ産駒。【2 1 0 15】、勝率11・1%と勝負強さを見せる。今年は例年以上に多士済々のラインアップとなっている。

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