皐月賞は長らく関西馬の天下でしたが、ここ2年はロゴタイプとイスラボニータが連勝して関東馬が反攻に転じています。今年も無敗のサトノクラウンを筆頭に東に有力馬が勢ぞろい。毎日杯を快勝したミュゼエイリアンの手綱を任された柴山雄一騎手(37)は皐月賞初挑戦で、大いに張り切ってます。本馬を含めて8頭も調教をつけた後、共同会見やテレビのインタビューに大忙しでした。「乗りやすくて不安要素がない。クラシックはなかなか乗れる機会がないのですごくうれしい」と笑みがこぼれます。
先週は中山で全24レースに騎乗した超売れっ子で、全国8位(21勝)につけている柴山騎手ですが、どん底を味わった時期もありました。笠松競馬から中央移籍初年度の05年は80勝を挙げながら、09年には自己最低の14勝。「成績が落ちてきた時はいろいろと悩みましたが、笠松から出てきて中央で乗れる状況を考えれば幸せ」と奮起し、翌10年からは毎年前年を上回る勝利を積み重ね、昨年は49勝をマークしました。転機となったきっかけは、藤沢和師からの声掛けで調教やレースに起用されてから。天下の社台グループ生産馬への騎乗機会も劇的に増加したのです。
ミュゼエイリアンは社台ファーム産。人にも馬にも勢いがあります。印は必ず打とうと思っています。【岡山俊明】
グリーンチャンネルのインタビューを受ける柴山騎手(正面)は、ミュゼエイリアンで皐月賞に挑む
先週は中山で全24レースに騎乗した超売れっ子で、全国8位(21勝)につけている柴山騎手ですが、どん底を味わった時期もありました。笠松競馬から中央移籍初年度の05年は80勝を挙げながら、09年には自己最低の14勝。「成績が落ちてきた時はいろいろと悩みましたが、笠松から出てきて中央で乗れる状況を考えれば幸せ」と奮起し、翌10年からは毎年前年を上回る勝利を積み重ね、昨年は49勝をマークしました。転機となったきっかけは、藤沢和師からの声掛けで調教やレースに起用されてから。天下の社台グループ生産馬への騎乗機会も劇的に増加したのです。
ミュゼエイリアンは社台ファーム産。人にも馬にも勢いがあります。印は必ず打とうと思っています。【岡山俊明】
グリーンチャンネルのインタビューを受ける柴山騎手(正面)は、ミュゼエイリアンで皐月賞に挑む
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