けさの栗東で川須騎手から「読みましたよ」と声を掛けられた。「字が汚くて・・・」と頭をかくと「いやいや、きれいですよ」とお世辞で慰めてくれた。なんてナイスガイだ・・・。
今週の連載企画「G1番記者」では、手書きの原稿を掲載してもらっている。取材で得た感触をより生々しくお伝えしたいという狙いで発案したのだが、ペン を握る手がすぐに疲れたり、書こうとする字が出てこなかったりする。ふだん、いかにパソコンに頼っているかを痛感する。自分の美的センスのなさも思い知ら され、平本画伯への弟子入りも考えているほどだ。
筆記用具はペンを使っている。普通なら書き直しがきかなくて大変なのだが、このペンはこすればインクが消せる。これは非常にありがたい。このペンがなかったら、おそらく挫折していただろう。
とはいえ、レース当日に披露する印は「やっぱやめます」と書き直すわけにはいかない。納得のいくまで取材をして、自信の結論を出したい。【太田尚樹】
手書き原稿に便利なペン(撮影・太田尚樹)
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