プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマはクリス・ブルックスvs高梨将弘の事故についてです!
――DDT旗揚げ28周年記念の後楽園ホールのメインでクリス・ブルックス選手に挑戦した高梨将弘選手が試合後に動けなくなり、緊急搬送されるアクシデントが発生しました。
事情通Z 3月22日時点でDDTから公式発表された以上のことは何も伝わってきていない。まだ精密検査を受けている段階。試合直後に高梨選手本人も言ってたみたいなんだけど、腕に痺れがあって下半身が動かない。おそらく首の頚椎を痛めたんじゃないかと。精密検査で終わっても発表まで時間はかかるというか、たとえばリハビリ期間にしても具体的なことは言えないかもしれない。
――ケガは試合のタイミングだったんですか?
Z フィニッシュが雪崩式プレイングマンティスボムからの正調プレイングマンティスボムだったんだけど、雪崩式のときにちょっと落ち方が変だった。高梨選手がクリス選手の上に乗っかるようなかたちで落ちて後頭部を打っている。その直後に高梨選手は首を押さえて痛がっていた。もしかしたら何かしら首に違和感がある状態だったから、最後のプレイングマンティスボムを食らったときに受け身がうまく取れなかったのかもしれない。
――つまり雪崩式プレイングマンティスボムのダメージもあって受け身が取れづらかった可能性があると。
Z 雪崩式の直後にカバーがあれば、そのままスリーカウントが入ったり、レフェリーや相手に目や口で異変を合図できたかもしれないけど、流れ的にはそのままフィニッシュに向かってしまったからね……。
――Xでフィニッシュのプレイングマンティスボムが切り抜かれて「こんな危ない技をやってる!」と批判されてますね。
Z プレイングマンって要はダブルアーム式パイルドライバー。これは書けないですけど、基本的には頭から落とさないじゃないですか。
――いや、もう書いていいと思います。ものすごく勘違いしてる人が多いから。プロレスの歴史を振り返ると、頭から落とした危ない技もありますよ。でも、頭から落としているように見せる技もある。
Z たとえばWWEではパイルドライバーは禁止技になっているが、ちょっと前にケビン・オーエンズが使ったときはよく見ると頭から落としていないし、反則技で出場停止になるストーリーラインだった。WWEの禁止技ポリシーは内部で変更されることがあったり、ビッグマッチでは特例として認められたりする場合がある。話を戻すとプレイングマンティスボムも前提として頭や首から落とす技ではないんだよ。誤解しないでほしいのは、だからってダメージがないわけじゃないし、一般人が受けきれる技ではない。技を繰り出す選手と、受ける選手の技術によって成立する。
・プロレスの技はすべて危険
・頭から落とす技は少なくなった
・純粋なレスリングだけでも試合を作れるか
・「昔のプロレスはよかった」のか……続きは会員ページへ
コメント
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>>3
おっしゃるとおりなので、けが人が出ていないという箇所をカットしました
(ID:52673578)
相手の攻撃を受けるという特異なジャンルがプロレス。だから対策はしっかりせな。
昔のプロレスとかWWEとかどうでもええわ。現にリング上で取り返しのつかない事故ここ数年起きてるやん。
(ID:843209)
自分の読解力が無くて申し訳ございません
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大変失礼いたしました