RIZIN実況解説でおなじみ、伝説の女子格闘家フジメグこと藤井惠さんがRIZIN神戸の女子2試合を解説!フジメグは浜崎朱加 vsジン・ユ・フレイ、浅倉カンナ vs山本美憂をこう見た!
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――フジメグさん!今日はRIZIN神戸大会の浜崎朱加vsジン・ユ・フレイと、浅倉カンナvs山本美憂の2試合について聞かせてください!
藤井 わかりました。2試合とも凄く面白かったですよね。
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浜崎朱加 vs.ジン・ユ・フレイ
https://gyao.yahoo.co.jp/player/11087/v00032/v0000000000000000644/
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浜崎朱加 vs.ジン・ユ・フレイ
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浅倉カンナ vs山本美憂
https://gyao.yahoo.co.jp/player/11087/v00032/v0000000000000000645/
――まずは浜崎vsフレイの再戦ですが……InvictaFC世界アトム級王者のフレイはやっぱり強かったですねぇ。
――まずは浜崎vsフレイの再戦ですが……InvictaFC世界アトム級王者のフレイはやっぱり強かったですねぇ。
藤井 浜崎選手がフレイとInvictaで対戦したときは、だいぶ攻め込まれて苦しい戦いだったんですが、パンチでカットして逆転TKO勝ちでしたよね。あのときは距離も悪くて詰めすぎていたことろもあったんです。フレイはフィジカルや体幹が強いですし、打撃などでアドバンテージを取ってからテイクダウンに行かないと、元気のままだとすぐに立たれてしまって消耗戦になってしまう危険があったんですね。
――スタンドで削っておかないとグラウンドで勝負できない。
藤井 はい。なので、打撃でまずアドバンテージを取ってから寝技の展開に行けたらいいな……とは思って見ていました。
――1ラウンドと2ラウンドは打撃戦になりましたね。その局面ではフレイが優勢だった……という見方もあります。
藤井 RIZINの判定基準はラウンドマストではなく全体評価ですよね。でも、なんとなくラウンドマストの感覚で見てたんですけど、1ラウンドはやや浜崎選手が打撃で押していて。2ラウンドになると、フレイのビッグパンチが当たったり、ローキックもかなり効かせてましたね。
――3ラウンド目は確実に浜崎選手が制してましたから、フジメグさんの見方では仮にラウンドマストだったとしても浜崎選手の勝ちになりますね。
藤井 1&2ラウンドはどちらもフレイが優勢だったいう見方はあると思うんですが、近くで見ていたら浜崎選手のパンチがしっかり当たっていたんですよね。とくにカウンターはうまかったですし、ハイキックもいい感じで当てていたので押されていたという印象はないんです。ただ、浜崎選手はフレイのパンチに対してディフェンスがオーバーアクションだったところはありますよね。「これだとパンチをたくさんもらってる印象に見えてしまうのかな」って解説席からは見えました。
――実際はともかく被弾している印象に見えてしまう。
藤井 2ラウンドだけで見ればかなり危なかったですけどね。 でも、あそこで慌ててしまって、テイクダウンを狙って組みにいったら相手の思う壺になっていたかもしれないんですよ。フレイは組みに関して入りのスピードはそこまでないので、浜崎選手が組んでこないかぎりはテイクダウンができなかったと思うんですよね。
――あー、なるほど。浜崎選手が組みにきたときが、フレイにとってテイクダウンできるチャンス。
藤井 だから浜崎選手が打ち合いだけで勝負してくるのはイヤだったんじゃないのかなと勝手に思ってるんですけど。そこは浜崎選手は冷静に打撃勝負して、焦って組みにいなかったことが功を奏しましたね。いままでの浜崎選手の戦い方を見てると、投げや組みを狙いに行こうとすると、距離が狭まってしまう傾向があるんです。そうなるとフレイのパンチがかなり当たりやすい距離になって被弾が多くなる。
フレイの打撃を封じ込めた浜崎朱加のテクニック、そして投げが成功した理由は? 浅倉カンナvs山本美憂をこのあと徹底解説!
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