2016/07/17

3:41 am

三ツ矢雄二さんと初めて親しく話したのは、
1979年12月ラジオ大阪の「アニメトピア」の収録の後の飲み会だった。
まだ少年の面影が残るくっきり目鼻立ちの三ツ矢雄二さん。
驚いたことにその時彼は、高校時代のある特別な経験をややはにかみながら話してくれた。
名古屋のある有名私学、
夏休みの体育合宿、
高校の体育館での就寝後の夜、
すやすやと寝ていると見える彼の隣に誰かが近寄ってくる、
身をかたくして寝たふりをしていた彼のタオルケットが
そっとめくられて誰かの手が伸びてくる、
「チクショー!なんてすべすべした肌してやがるんだっー……」って話の続きを
明日の「ステージドア」の中でしようかな、って彼、止めに入るかな。

三ツ矢雄二くんとたくさんミュージカルの話をした。
彼の勧めもあってニューヨークに何度も通って、ブロードウェイミュージカルを観まくった。
その経験も基礎になってあのSMAP初舞台のミュージカル「聖闘士星矢」が出来上がった。
三ツ矢雄二はそこで脚本・作詞。老師役で出演もしてくれた。
ぼくの大事な2.5ミュージカルの戦友、テニスの前のヒストリーだ。

上島雪夫さんを初めてみたのは2000年11月?、
ミュージカル「シェルブールの雨傘」の稽古場だった。
Jさんにお願いして坂本 昌行さんを主役に、
藤谷美紀さんのヒロイン、
僕はお二人のキャスティングしかしていないけど
スタッフの一人として好きな作品だったので稽古場に顔を出していた、
そこであるとき驚いた。
稽古場には、有名な演出家は来ていなくて、
上島さんが芝居もステージングも稽古をつけている、
あれっ、あのひと振付の人だったんじゃない、なんで演出してるんだろ、って思った。
出もその演出が動きが良くて、これでいいじゃんって思った。

その稽古場の出来事の印象が頭に残っているうちに
ネルケの松田くんが探していたテニスの演出家を上島雪夫さんで行きたい、と言ってきて、
その場面が目に浮かび、僕は即答で行こうと言っていた。
その時の松田くんから聞いた上島さんの
「テニス」の表現がすばらしい発想だったっ……てどんな発想だったかはは番組で……。

こんなことあんなことミュージカルならいくらでも語りたい3人、
いつかどこかで語り合いたいと思って創った番組
「ステージドア」観てください。

「ステージドア」上島雪夫・三ツ矢雄二・片岡義朗のトーク番組、
ミュージカルナンバー歌ってくれる歌い手に野田和佳子さん。
ニコニコ生放送、本日21:00~
http://live.nicovideo.jp/gate/...
ミュージカルって面白いね、ってことを語り明かします。
三ツ矢さんは唄います、
上島さんは踊るかもしれないって言ってます。
僕は観てるだけだけど。