2014/09/22
0:10am
「ペルソナ3 PERSONA3 the Weird Masquerade ~群青の迷宮~」@シアター1010で観てきた。
大河元気・藤原祐規・西山丈也くんに藤田玲くん、富田麻帆さん出演では観に行くが必然。
この種の舞台についての僕の意見は、原作を知らない人が見ても舞台としては理解でき、
面白いと思ったその人が原作にチャレンジする、と言う循環があったほうが良い、と思っている。
でもそういう思いは、最低限劇場に来た観客が喜んでくれればそれでも、もちろん有りなわけで、
あまり部外者がとやかく言うことではないだろう。
実際はこの舞台は、僕は原作ゲームを全く知らないのでストーリーが把握できなかった。
なので、この舞台については何も言えない。
只、ストーリーと関係ないところで言うと、映像が多用されていて、
使用することについての是非はこれも評価の外の事なので言わないけど、
只、使用するからにはきちんと舞台上の進行に合わせる事ぐらいはちゃんとやってほしい。
映像と舞台上のキャラクターがからんで芝居が進行すると言う
かなり難易度の高いことにチャレンジしていて、その意気は買うとしても、
実際の僕の観た回は、そのやり取りはお粗末だった。
もちろん俳優には責任はない。
もっぱら映像の制作スタッフと、
映像を舞台に出すタイミングを担当する人たち、
映像と舞台を合わせる責任を受け持つ舞台監督、
ひいては舞台全体の演出家の仕事で
なれないことに戸惑いが多かったのだろうが、ひどかった。
多分僕の観た17日の夜公演には間に合わなかったのだろう、
千秋楽までまだ公演があるので、もう今頃はきちんと出来上がっていることを期待しよう。
終演後、楽屋でフッキーに声をかけたら、ぐったり疲れてた。
無理もない、まだ若い彼が舞台上の相当な部分で、
共演者とスタッフに声をかけ奮いたたせる役割をこなしたのだろうと思う。
彼の本来の性格はそういうことには向いていない、
でももはや年長組、責任感の強い彼が引っ張っていかなければと思い、
足りていない部分に気が付いてしまったら背筋伸ばして頑張ったに違いないのだろうと思う。
こちらが勝手にそういう思いを感じただけなのかもしれないけど。
元気に声をかけたくてかなり待ったけど、
楽屋口の面会場所には出てこなかった。
彼の繊細な性格にこの舞台がどう映っていたか、色々聞いてみたかったけど会えなかった。
別件で、彼が描いてくれた僕のイラスト、長い間使わせてもらってたけど、
コントラ立ち上げたので、会社のロゴに差し替えてしまった。
お礼を言わなくてはとも思っていたのだけど、次回にする。
西山くん、四天宝寺戦の小春以来の顔合わせだった。
坊主頭だったり、ちょんまげかぶったりしていたイメージと
今回のロングヘアーの上半身裸のキャラがあまりに違う役どころに
舞台上ではあれが西山君とは気がつかなかったと言ったら、
もうずいぶんたってますから、あのイメージふっ切ってますよ、と言われた。
ゲームのキャラを、テニミュでもそうだったけど、
多分彼の事だから研究してあの立ち姿が出来ているのだろうけど、
芝居を締める大事な役どころ、キャラ知らないのであまり言えないけど、
きちんと出来ていたらいいなと思う。
そう、役者の成長は何度も観測して追いかけないと、と改めて思った。
麻帆さん、27歳でなんであんな白いブラウス、
胸に赤い扇子さかさまにしたようなリボン着けて、
紺色のハイソが似合ってしまうのだろう。
不思議だけど、もしかしたら、
僕の脳内補完機能が彼女に関して特別な働きをして僕に夢を追いかけさせてくれているのかもしれない。
でも激しいアクション、2段に回す綺麗な回し蹴り、走り抜けるスピード、
どれをとっても今まで観たことなかったくらい素晴らしかった。
俳優として舞台上必要な技術をほとんどの分野で高く持ち、しかもあのたれ目の笑顔、
癒される、彼女のファンで良かった。
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