片岡義朗ブログ

再掲「記憶メモリン」川本成くん2010/04/19@赤坂レッドシアター

2016/10/10 13:54 投稿

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2010/04/21

11:33 pm

一昨日、赤坂レッドシアターに「記憶メモリン」を観に行った。
川本成くんの作品だし、渡部紘士くんがどんな芝居しているだろう、
ニコ動生中(三杯目)松嶋初音さんの演技と言うのも興味があった。

結果、思った通り、面白かった。
昔、映画の「羅生門」を観た時のような藪の中をさまようような感覚に陥った。
しかもその感覚は、今風の言葉遊びの装飾が施され、
俳優の訓練された体の切れ、スピード感とともに、観客の脳内をぐらぐらと揺さぶった。
テーマもはっきりしていて、「存在の不確かさ」あるいは、「アブサーディティ=不条理」だろう、
それをこれでもかと深く追及していて、とても好感が持てた。
しかも「存在の不確かさ」と言わずまして「記憶の不確かさ」とも言わず
単に「記憶メモリン」とだけタイトルにした所にシャレと奥ゆかしさがあり、いいなと思う。

渡部くんもいい味出していて、もしかすると演技に目覚めたと言ってもいいぐらい、リラックスしてやっていた。
なんでもできる川本くんや、他の演者の達者な演技に知らず知らずに引き出されたのかもしれない。
初めて引き算の演技を観たような気がする。
作った演技ではなく、いったん作った部分を、そぎ落としひきはがし、体が反応する所だけが残った。
とても気持ちよさそうに自由にしている人間が一人舞台に立っていた。
こんな渡部くん、初めて観た。
(ちょっとほめすぎかもしれない、次の舞台観てできていなかったら、メチャメチャひどいこと言うかもしれない)

劇場に入って座っていたら、平田裕一郎くん、コンテユくん、牧田哲也くんがそろって入ってきた。
他に周りを見渡したら、吉田仁美さん、庄司結衣さん、樋口智恵子さん、
手塚眞さん、平光琢也さん、井関佳子さん、ネルケのお姉さんたちと知り合いのオンパレードだった。
終演後、南圭介くんと湯澤幸一郎さんがきているのにも気がついた。

湯澤くんとテニミュキャストを誘って飲みに行った。
平田くんは前回レッドシアターで会った時僕の誘いを断られているので、
今日断ったら2度と誘わないよ、と、隣のトイレで用を足している彼に言ったら
あわてて、行きます行きます、と早々と切り上げて参加した。

近くの「北海道」でビールとノンアルコールビールで乾杯した。
渡部くん、皆にオモシロイ、セーラー服が予想外にかわいい、サソリも決まってた、
とか今までの何倍もほめられたみたいで、顔が明るかった。
気分がよかったのだろう、食いまくって飲みまくってご機嫌だった。
久しぶりに会ったけいちゃんに、僕が今ドワンゴでやろうとしてること説明した。
聞き終わって、それうまくいくかもしれませんね、とまじめに優しく言ってくれた。
裕一郎・マッキーコンビは相変わらず仲良しで、
言われていやがる裕一郎くんに向かい「滝口くんに似て来た」攻撃と反撃で盛り上がっていた。
普段あまりおいしものを食べていないという平田くん、
自分が注文すると言ってメニューを手にしたのに、途中で頭がショートしたのかけいちゃんが助け舟、
タラバガニと叫ぶ平田くんほか、しっかり皆の要望まとめた注文でさすが。
牧田くんには我が家では「和風総本家」は大人気番組と伝え、
正解率の低いマッキーを心配する声があると言ったら、台本ないし、片岡さん正解してますかと逆襲された。
確かに難しいね、あの問題。
テユくんは湯澤くんを捕まえ、まじめに芝居のあれこれを話し合っていた。

終電近くなったところ、後一日がんばりまーす、という渡部くんの元気のいい声でお開きになった。
あっそう、初音さん、マジギレのJK芝居とっても良かった、
一言ほめておかないと次会ったとき激しい突っ込み食らうとこだった、あぶない…。

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