今回のCMは、恋愛番組に参加する個性豊かな6名の男女の初々しい恋愛模様を描いた、恋愛番組風のドラマCM。主演に長濱ねるさんをむかえ、内藤秀一郎さん、折田涼夏さん、小西詠斗さん、ジェラードンのかみちぃさん、アタック西本さんがキャストとして出演しています。
また、主題歌には、人気アーティストいきものがかりの代表曲「気まぐれロマンティック」を起用しています。「気まぐれロマンティック」の持つ、ポジティブで明るい楽曲のイメージと女性視点で描く恋の心情が、スキンケア商品を使って前向きになる主人公の心情と重なり、物語の世界観に彩をそえる仕上がりとなっています。
【第1話】 素肌みたいな恋がしたい「すべさら手肌」篇
【第2話】 素肌みたいな恋がしたい「ドキッと唇」篇
【第3話】 素肌みたいな恋がしたい「きらめく肌の秘密」篇
情報過多の時代となるなかで、企業の一方的な広告はユーザーがスキップする対象となり、まず広告を見てもらうことすら難しくなってきています。そのような背景のなか、「ABEMA」が持つ“見せる力”と、ロートスキンケア商品が持つ魅力を掛け合わせ、広告でありながらもユーザーが積極的に見たくなるようなブランデッドコンテンツを目指しています。
より多く視聴されるコンテンツとするべく、今回のターゲット層としているティーンに絶大な人気を誇るジャンルである「恋愛番組」をCMの舞台に設定。ロートのスキンケア商品を使うことで、主人公がどんどん前向きな気持ちになっていく物語の構成になっています。また、全6話構成のなかで1話につき1商材を使用することで、たくさんのロートスキンケア商品を知ってもらえます。さらに、それぞれの商品特長と物語をリンクすることにより、視聴者が商品理解しやすい内容となりました。
テレビの録画視聴やYouTubeなどの配信視聴において、CMのスキップ視聴は浸透しています。企業が情報を届けたいためのCMが一律にスキップされてしまう、その対策としてCMを見たいコンテンツにしてしまおうというアプローチがおもしろい今回の施策。ロート製薬としては「ABEMA」の視聴者へのアプローチとともに、自社のYouTubeではメイキング動画やキャストのコメント動画も配信し、より間口を広げることができます。また、「ABEMA」としては、コンテンツの拡充とともに新しい制作ビジネス市場の開拓にもなるといったところ。CMとして成立させながらオリジナルコンテンツを制作、配信するという手法は、今後どのように発展しうるのか興味深い事例となっています。