CMでは同社ではおなじみの、“会社の将来に不安を持つオーナー”を模した「ライオン社長」が重大な決断を行う姿を、料亭などさまざまなシチュエーションで表現。M&Aへの正しい理解と、より身近に感じてもらうことを狙いとしています。
今回のプレスリリースでは、さまざまなシチュエーションで撮影されたこれらのCMが、実際に屋外ロケを行ったわけでも、本格的な舞台セットで撮影したわけでもなく、「実は全て大型LEDパネルに投影された3DCGや映像で演出されたもの」であったことが明かされ、現場の様子を映した動画も公開されました。
そして同社がプレスリリースの中で着目したのは、この最新の撮影技術を採用したことによって得られたメリットです。
今回の撮影技法によってロケ撮影や大掛かりな舞台準備が不要となり、天候などにも左右されることなく、本来のロケ撮影であれば3日かかるところを、わずか1日で完了。さらに撮影日数の短縮により、スタッフの移動に必要な車両や稼働時間も減少。通常の撮影と比較して温室効果ガスを約1.8トン削減することに成功したとしています。(※今回の撮影の温室効果ガス排出量:7071.56㎏に対し、すべてロケで撮影したと仮定した温室効果ガス排出量:8835.19㎏)
著名人が出演するCMでは、舞台裏としてメイキング映像やインタビュー、放映後の反響などを公開することは珍しくありませんが、撮影時に削減できた温室効果ガス排出量をカテゴリごとに算出し発信する例は稀ではないでしょうか。企業の温室効果ガス排出量削減の注目度は年々高まっています。キャンペーンやプロモーションでも、企画内容だけでなくこうした視点での情報発信が重要になっていくかもしれません。