1960年にアメリカで創業し、現在は世界で最も多くの店舗を展開するデリバリーピザブランドのドミノ・ピザは多くの顧客に“自宅でピザを食べられる”という幸せを届けてきました。1985年には日本とイギリスに進出し、それぞれの国でデリバリーピザ文化を牽引しています。そんなドミノ・ピザならではのポジショニングを広くアピールするため、いつもの食卓を家族で囲みながらピザを一緒に食べることの幸せとそれに伴う“小さな争いごと”を描いたCMがイギリスで公開されました。

企画の中心となるのは“TEARING LOVED ONES APART SINCE 1985(1985年に誕生してから、愛する人々の関係性を破壊してきました)”というキャッチコピー。動画内ではドミノ・ピザが自宅に届くと1秒でも早くできたてのピザを食べたいがために玄関に急いで向かう2人の男性の様子や、独り占めしたいという気持ちが強すぎて喧嘩へと発展してしまうカップルの様子が紹介されています。

注文していたピザが届いた瞬間に湧き上がる高揚感をあえて喧嘩という不穏な描写を通じて表現することで、ドミノ・ピザの利用客の多くに共感されるような仕上がりになっています。長い年月をかけて築き上げてきた強固なブランドだからこそできる描写を通じてさらなるブランディングを試みた施策でした。

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