他人の辛い体験や悲しいニュースを見続けた結果、精神的に弱ってしまう共感疲労という言葉があります。近年では新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の影響で連日ネガティブな報道に接し、テレビを見たくなくなった人もいることでしょう。自分自身で感情を上手くコントロールできない子どもたちの共感疲労を少しでも減らす目的で、イギリスのNPO・Power The Fightは啓蒙動画「Do you know what keeps our children up at night?(子どもたちが夜眠れない理由は知っていますか?)」を公開しました。
39%の子どもが暴力的な事件を見聞きしてしまったことで言い表しようのない不安を抱えており、その内の65%は性格そのものが悲観的なものに変わってしまうという調査結果を受け、Power The Fightが呼びかけたのは“子どもたちが1人で不安を抱えることのないように常に寄り添ってほしい”という大人たちの行動変容です。
家庭では対応しきれない不安障害を根本から解決するために、さまざまなセラピーやワークショップを用意しているPower The Fightのサービスも訴求することで、暗いニュースが蔓延する時代であっても子どもたちには明るい未来を見据えてほしいという願いを力強く打ち出しました。
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