ニューヨークの街角でフィギュアを片手に遊んでいる少年を映すところから始まる動画は、一見平和な街の様子かと思いきや、突如画面を謎の人影が走り去っていきます。あまりの速さに突風を巻き起こしながら駆け抜ける人影は、少年の髪や通りすがりの人のバランスを崩してしまうほどのスピードです。
人影の足元にカメラがフォーカスすると、そこにはOnのランニングシューズの姿が。猛スピードで駆け抜けていった人影の正体は、少年が手に持っていたスーパーヒーローのような存在ではなく、Cloudmasterを履きながらランニングをしていたランナーであることが明かされます。
視聴者を引き込むような緩急の付け方と、映画のようなダイナミックな演出が盛り込まれたCMは“BE WEIRD(周りの人を驚かそう)”というキャッチコピーで幕を下ろした動画ですが、監督を担当したStefan Huntは「本当はあらゆる“ハリウッド映画あるある”を詰め込みたかったのですが、最終的にはシンプルな内容にしました。1人のランナーを1人の映画ジャンルのタッチで描く。そこにOnならではの驚きを加えたCMです」とコメントしています。
2010年に「ランニングの世界を変える」として誕生したOnは、わずか10年余りで50カ国以上で700万人以上のランナーに愛用される存在となっています。