仕方なく買っていた傘
このムービーでは、代表取締役の丸川照司さんのインタビューを軸に、アイカサの魅力が紹介されていきます。
若き起業家の丸川さんは、マレーシアでシェアリングエコノミーが浸透しているのを目の当たりにし、日本でまだ誰もやっていない傘のシェアリングをビジネスにしようと思いついたそう。そんな丸川さんが仲間と共にはじめた「アイカサ」は、いつでもどこでも、傘を必要な時に借りることができるサービスで、いまや会員登録数は9万3千人以上!スポット数も、渋谷や上野をはじめとした都内全域と福岡市での展開を合わせると、約850箇所(2020年5月時点)まで拡大しています。
この「アイカサ」の魅力を伝えるために、丸川さんはまずこのインタビューの中で、日本の傘にまつわる現状について問題提起します。「急な時に傘を持っていなくて、困ってしまって、本当に仕方なく買うという気持ちが強いですよね。その結果、約8000万本の傘を毎年消費し続けている」。丸川さんの話を聞いて、自分のこれまでの行動を振り返り、ハッとした方も多いのではないでしょうか。
アイカサが雨の日を変える
視聴者が日本の傘に対する問題を意識したところで、丸川さんは新しく完成したプロダクトや、「アイカサ」の魅力を伝えていきます。
今回の新しい傘は、万が一骨が折れたとしても、そこだけ取り替えることでまた使えるようになったそう。捨てずに再利用できる「アイカサ」が広まれば、傘ゴミが出回ること自体をなくせる可能性も秘めていると、丸川さんは説明します。
さらに、今回のクラウドファンディングでは、リターンとして支援者の自宅に傘を送るというプランも用意しているとのこと。それによって、家からもアイカサを使えることを体験して欲しいと考えているそうです。
「街中で傘を借りて、職場とかいろんなスポットでも借りたり返したりして、さらに借りた傘は家に置きっぱなしでもOK。そうすると生活圏の全てをカバーできるので…」。丸川さんのお話と実際に使っている映像によって、このムービーの視聴者にもイメージがどんどん共有されていきます。
「私たちのサービスで、少なくても年間3分の1発生する雨の日は、少しでもハッピーに暮らしてもらえたら嬉しいなと思っています」と話す丸川さん。時折、仲間たちとミーティングをしたり、和気あいあいとイメージフォトを撮影したりといった映像も流れ、見ているうちに「この人たちを応援したい」という気持ちにさせられます。未来志向のアイデアと人間力で視聴者の心をつかみ、誰にでもわかりやすい言葉選びによって、サービスの魅力が存分に伝わってくる事例でした。
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大崎善生のパイロットフィッシュ思い出した