「国民が解離的になっている」は、ああなるほどなと思いました。
そして自分自身はどうだろうと、点検を始めました。
乖離的であることが危険だということは、あらためて了解です。
そしてこれを書いていて、私が勝手に思いついたことは、そもそも乖離的であったのではないかということ。投票率が低いことも関係していたかも。無関心に見えるのもそうだったかも。
菊地さんは、しぶとくお元気になりそうですね。回復のために睡眠が大切だと思います。しかし寝ようと思って眠れるものでなく、起きようと思って起きれるものでなく、困ったものですよね(笑)。

菊地さん、新しい感覚をまた得たのですね。いいですね。すてきです。
これからまた新しい旅ですね。いろんな景色、風景を待っています。わたしは、美味しいお肉とか、サラダを食べたくなりました。笑

Twitterを眺めてると、
脊髄反射的に出てしまった自分の発言に振り回される

という光景をよく目にします。特に昨日みたいなことがあると。

成熟なんて望むべくもなく、統合まで怪しくなってきたのかもしれません

だから「Twitterやめよう」と言いたいのですが、コレをTwitterで言っても、あまり意味がないのがもどかしいです

多くの人がアレを”予想だにしなかった事態”と発言して止めないのは、それ以前からあった予兆や空気に気づいていなかったのか(…あるいはその逆か)。

いや、それよりも
TBS ラジオの今回の選挙特番のテーマ曲が
フランク・ザパの”Night School”っぽいと昨日知り、思わず笑ってしまいました。
(セッションの番組チームだからかしらん。)

自分が乖離的な状態であるということは、やはり自分では気付けないものなのでしょうか？

>>1

　まず、僕がこういうことを指摘するのは躊躇われますが笑、「解離」と「乖離」は類語ではありますが（同じ「かいり」で変換しますし笑）、少なくとも臨床では意味が違います。「解離性障害」はありますが「乖離性障害」はありません。

　そして、おっしゃるように、選挙を代表とした、「あらゆる無気力さ」が、解離によるものだった可能性は高いですし、集団的な解離はそもそも、最近始まった（みたいな日記になってますが）ことではありません。

　僕は、弱音こそ吐いてみたりしましたが笑、いつでもしぶといですし、元気ですよ笑。ご指摘の通り、寝苦しいですけど（口の中無茶苦茶だし笑）

>>2

　「新しい感覚を得た」というほどではありません笑。バンドはDCPRGが解散した時点で構想していましたし。「国民の心的な反応の中心に解離が置かれ始めているな」と思ったんんですよね。肉とサラダ羨ましい（トーフとブランマンジェばっかり食ってるので笑）

>>4

　いや、良い頃合いなんじゃないですか？ストップザツイッターは笑。あれは統合壊しますよ当然笑。やめたほうがいいです笑。

>>5

＜多くの人がアレを”予想だにしなかった事態”と発言して止めないのは、それ以前からあった予兆や空気に気づいていなかったのか(…あるいはその逆か)。＞

　↑ こういうのを「解離」と言うのです笑。

＜いや、それよりも
TBS ラジオの今回の選挙特番のテーマ曲が
フランク・ザパの”Night School”っぽいと昨日知り、思わず笑ってしまいました。
(セッションの番組チームだからかしらん。)＞

　↑ これは解離じゃない笑

>>6

　解離状態は病気でもないし、よっぽど解離に抵抗がない限りは、すぐわかると思いますよ。苦痛や嫌悪に対して、放り投げて、一時的に忘れる状態のことです。思い当たるでしょう？

>>8

自分が、消費されながらも、同期的に解離されているかも？と思ったのは初めてのことだ。

という部分に、いつでも、いくつになっても、「初めてのこと」は魅力的だなと思ったのでした。

菊地さんがやっておられる内気功やストレッチも
身体性を意識する事で、それがつまり解離を防ぐ事と繋がってるんですかね？
結構興味があるのですが。

北米ではここ数十年、神経生理学が心理学の分野で参入してきて身体性にアプローチしたカウンセリングもトレンドのようです。

というか私のセラピストがそっちの分野勉強してきた人なのですが(笑)
私も凄い解離してるらしいです笑

でも安倍さんが撃たれた時は「そろそろ誰かがやってもおかしくないよねー」って思ってましたし、、
解離なんて大なり小なりみんなしてるものでしょう？と思うのは今年30だからなのでしょうかね〜。

>>12

　ああ、そこですね笑。それは新しかったですねえ。一つのきっかけですが。

>>13

＜菊地さんがやっておられる内気功やストレッチも
身体性を意識する事で、それがつまり解離を防ぐ事と繋がってるんですかね？
結構興味があるのですが。＞

　そうですね、そこだけではありませんが、確かに解離を防ぐ効果もありますね。

＜北米ではここ数十年、神経生理学が心理学の分野で参入してきて身体性にアプローチしたカウンセリングもトレンドのようです。

というか私のセラピストがそっちの分野勉強してきた人なのですが(笑)
私も凄い解離してるらしいです笑＞

　身体性の導入は世界中で、程度の差こそあれ、トレンドですね。斎藤環さんも、臨床はやめて、グループ＆身体性の導入に向かってと言ってましたが。


＜でも安倍さんが撃たれた時は「そろそろ誰かがやってもおかしくないよねー」って思ってましたし、、＞

　ですよね。でも、要人が「dれが殺してもおかしくない」とまで民が思うのは、冷静に考えればものすごいことですよね。ネットに過剰な正義感と殺意が蓄積された側面もあるでしょうし、そこまで肥大するには解離がないと無理ですよね。

＜解離なんて大なり小なりみんなしてるものでしょう？と思うのは今年30だからなのでしょうかね〜。＞

　もちろん。「解離は誰も滅多にしないし、したらおかしい」なんて言っても思ってもないです。辛いこと、嫌なことに対する心的な構えは解離も抑圧も抵抗も、他にももっとあります。単なる偏りの感覚ですよね。

　「なんか最近、みんな苛立ってるよな〜」と思ったとします。それに対して「誰だって大なり小なり苛立つでしょ」と言っても、特に何も言ってないのと同じです。新しい何かが生じている、と言うことよりも、偏りのが厄介だったりします。

乖離、解離、カイリョ、理解、つまり、ポリリズムとかモードズージャー、60年代から2020年代、60年周期で69、ロックなロクでも無い、マジ無垢で素直な心という言語認識の外側に無限ループの宇宙、安倍死んだぞーという三代目の洒落、岸という李、李朝梨園華僑夏人ネットワークのハイレベル、福州八芳園から四方八方へ広がるレイライン、ユナイテッドキングダムはユニオンジャック、ジャッカルの日にタクシードライバーとくれば、懐かしい粋な夜電波、ファッショニスタも驚愕のジャズタクシー、次は、JAZZアティテュード、シンゾーを皮切りに、八月中に、九人ノミネートされているんだとか、血盟団事件のリバイバルなんだとか、三次大戦も避けられない情勢、当に、ドレッシングで、グレートなリセット、乳（オッパイ）を吸うオッパー、ﾊﾟﾊﾟとハハの絡み合うDNA、注連縄から身体に至るダイバーシティ、臓器と骨と血管に皮膚感覚など、破壊と再生を繰り返し維持されるラジカルな意志の営み、月並みな五体、でも、全てのパーツは唯一無二の宇宙と言えば、サンラーエバンスstella by starlight『一瞬先は、闇』by近田さん、を感じる今月今夜、闇：ゲート中にサウンド、理解を超えた乖離、カイリョ。

解離した感覚にはピチカートファイブがよく合う気がします。

こんな事件が起きてもおかしくないのに、と思っていたのに、現実はに起きてみると、冗談みたいな連続が重なった、あっけない嘘みたいな幕引きで、ふわふわしてます。

>>16

　いやあ絶好調だねえ笑。きついと冴えるでしょ頭が笑

>>17

　いやあ、この事件は「いつあってもおかしくない」くないですよ笑。こんな事件おかしいです。おかしいことだらけじゃないですか。でも、みんな「いつ起きてもおかしくないよなあ」と思っている、それは、SNSの中で「あってもおかしくない」だけですよ。リアルの位置が移動してるんですよ。僕だってSNSの中のリアルの存在は理解します。でも、まだ僕はリアルの方がリアルなんですよ。

　金嬉老や秋葉原のスプリーキラーやオウム真理教はリアルだったんですよ僕には。解離感ぜんぜんなかったですね。そのうち、ストリートがどんどん安全になっていって、「まっずいなあ、まっずいよおこれは」と思いながら震災挟んで歌舞伎町で暮らしてまして、このままだと、人々の現実感がなくなってしまうと思っていました。現実感がなくなってしまうと言うのは、なんでも起こり得るし、何がおきても消えてしまう、夢の中のような世界です。
　
　人類にはもともとそう言うところあるんですけど、結構いまギリギリまできてるよなあと思いました。程度の話ですよね。

　例えばね、僕、「リコリスピザ」って言う映画のコメント書いたんです（以下、クレームではないです本当に）。そしたら、配給会社側にとって都合の良い部分だけ大きく、そうでない部分は小さく印字されたんですよ。「とうとうここまできたか」と思いました。嫌なものは、小さくしちゃうんですよね笑。そのうち、１５０文字書いて、お金もいただいて、オーケーも出て、都合の良いところだけ５０文字ぐらい抜き書きされるのが普通の社会がきます。すごい解離ですよこれ笑。

>>20

＜菊地さん、こんばんは。
僕は反自民・反安倍なので、今回の事件を知った時には、正直ざまあみろと喜んでしまいました。（麻生がやられたならもっと喜んでいたでしょう。）＞

　非常に素晴らしいですね。「死んで欲しい」と願った人間が死んだ時、「よかった」と言うのは健康的だと思います。ただ、あの犯人が安倍さんを殺したいと思った目的や感情と、痛風さんの思想や感情とはやや違うと思いますね。

　僕も死んで欲しいやつはいるんですよ笑、そいつがね、交通事故で死んだら、ザマアミロとは言えないですね。言えるのはどう言う時かなあ？僕が殺した時だけかな笑


＜しかし、やはり殺人はよろしくないし。暴力は民主主義に対する重大な挑戦とも思い、今はなんだか釈然としない、複雑な心境です。＞

　殺人はよろしくなくないとは断じられませんし（一般論としてね。あの犯罪はダメですけどね）、そもそもあの犯人、民主主義に挑戦なんか全くしてないですよ笑。妄想に取り憑かれただけ。「タクシードライバー」って言う映画見てみてください。もうネットで誰かが言ってると思いますが。

＜こんなひどい世の中では、人々の心が解離してしまうのも、無理ないのではと思います。＞

　いやあ、ひどい世の中なら、変えないとね笑。今回、まあ、それこそ「仕方がない」ですけど、「民主主義への冒涜だ」とか「許せない」て言うのは、一番ダメでしょうね。

　わざわざ言わなくたって、あんなもん許す時空間なんて宇宙のどこにもないですもんね。それに、思想犯や政治犯でないのは明白なのに、政治家が殺害された一点だけで、過去の類例と結びつけてしまうのは愚昧ですね。ある一般人がネット見て妄想を抱き、公明党のトップを自家製の銃で射殺したとしますね。彼は思ってるわけですよ。自分の苦しみの根源が創価学会にあると。具体的根拠はないけど、ネットに書いてあるから。それをして「日本仏教界への冒涜だ」と言うのと一緒です。

　僕がステージで射殺されたとしましょう。ネットになんか書いてあって、僕に殺意を持った人が手製の重火器を作ったと。DCPRGがまだあったりしたら、背後から撃てるからね。それを「インパルスレコードへの冒涜だ」と言ってるのと同じです。

　犯人はおそらく、インパルスレーベルはおろか、日本ジャズ界ですら冒涜したいとも思ってないだろうし、冒涜行為もしてないですよね。僕をレイシストだから殺したと思ってるかもしれないし、自分の愛する人が僕の本ばっかり読んでて、盗み読みしたら、自分の悪口が書いてあった。とかの方が可能性高いんじゃないですかね。こんな寂しくて悲しい話ないですよ。

　安倍さんは本当に気の毒です。唯一、蜘蛛の糸ぐらいの救いがあったとしたら、びっくりしたままほぼ即死だった。という点じゃないでしょうか。政治活動ができないほど、潰瘍性の大腸炎は痛く苦しいんですよ。心臓や頚動脈に、あんなデッカくてワイルドな弾丸打ち込まれたら、痛いと思う時間もなかったと思いますよ。ドクターヘリはフェイクとは言いませんが、死体搬送しただけだったんじゃないですかね。

　極めて現代的な事件で、現代的な事件というのは極めて現代的ですから（打ち損じているのではありません笑）、現代的に処理されるでしょうね。解離の能力はフル稼働でしょう。

事件から一晩経ってもまだ悲しかった昨日、『リコリス・ピザ』を観てきました。ありえるかもしれない素敵な現実を見させてもらったような気持ちになりました。二晩明けてもまだ悲しいです。ひたすら可哀想です。

事件の当日、職場の人々は新しい大ネタが提供されたかのように話し、街の人々は平然とした顔で、スマホを見続け、平然とした顔で歩いていました。この人たちは大丈夫なのか？と思いました。僕がおかしいのかもしれない、とも思いました。

SNSで「安倍死ね」に類する言葉を平然と、小学生が学校でやるイジメのように拡散・黙認してきた人々の存在がその光景に重なると同時に、菊地さんのように、解離という切り口で受け止め、音楽で、この解離に作用する、新しい刺激を追求するのだ、と考えてくださっている人がいるということが、自分にとっての救いです。特に、この10年、音楽関係者、音楽ファンの人々が安倍さんや、安倍政権に対して放ってきた言葉や、その拡散のされ方に異様なものを感じつづけてきただけに、なおさらです（廃れてゆくメディアであるテレビや新聞と同じようなトーンだったと思います）。会ったこともない人のことを、死ねという言葉を使うくらいに憎み続けることができるエネルギーがどこから湧いてくるのか？実際にその人が殺されてみたら、また新しい標的を探し始め、また無自覚にこういうことを起こす素地を作り続けるだけなのではないか？と思います。音楽がそれに加担しているのではないか？とすら思います。僕にとって最近の菊地さんは、そういった現象に対するオルタナティブで、もし世の中で菊地さんへの解離が生じるとしたら、要所はこのあたりにあるのではないかと感じます。

殺害現場へ献花に訪れた人々の映像を見ると、若い人の姿が多く、安倍政権の金融緩和路線によって経済的にリアルに救われた若者、その存在が見えにくい若者の多さに改めて気づくと同時に、あの日僕が感じた現実とは違う現実もあるのだと認識することができました。

今回の事件が起きたのが選挙が行われる直前の時期だったことで、政治的な意図を持った犯行であるとか(すなわち「民主主義への挑戦」)、安倍政権の結果による格差社会が生んだ「無敵の人」による犯行であるといった推測や筋書きは容易にできる状況でした。
しかし菊地さんが「妄想に取り憑かれただけ」とおっしゃるように、今回の犯行の動機は特定の宗教から派生した妄想が暴走したことによるものであるという、一次的な推測とは違う文脈であるようです。

なので今回の犯行はある意味では「宗教テロ」であるとも言えるものですが、犯人には今回の犯行を通じた明確な強い主張があるようには思えないという点で、一国の元総理を狙ったテロ行為としては、あまりに稚拙であるとも思います。

しかし、事件現場と犯人の自宅がかなり近かった事や、安倍元総理の事件現場での遊説が前日に決まった事、また銃の扱いにおいてはプロとは言えない犯人が自作の銃にもかかわらず二発の銃弾で被害者を即死に追い込んだ事、そしてそれを許してしまった当時の警備状況などを加味すると、結果的に不幸なタイミングと要素があまりにも重なり過ぎて起きてしまった惨劇であるともということができます。

ちなみに菊地さんとしてはどういった点から犯人は「妄想に取り憑かれただけ」という判断をされたのでしょうか。また今回の事件が「現代的」であると言う理由をもう少し教えていただけますか。

>>23

　僕、おとぼけじゃなくて、本当に全然知らなかったんですが、音楽家がSNSで安倍晋三の悪口書いてインフルエンスしてた季節があったみたいですね。だとしたら、SNSって、僕の査定より６０倍ぐらいひどいなあ。

　まあ、これもギリな線ですけど「死ね」って書かれて自死してしまうのと、「死ね」って書かれて殺害されてしまうのは一線ありますよね。特に書いた側の心性にね。

>>24

　まあ広義に広義に捉えれば宗教テロと言えなくもないでしょうし、今後話はそっちにミスリードされかねないですけど、宗教テロというのは、厳密には教団が世界に対して行うことですから、この物件は、僕は宗教テロとも思いません。上記コメントに書いた通りです（創価学会の例え）。

　この事件が現代的だというのは、総理ではなく元総理が、ネットで死ね死ね言われてるうちに民の殺意が平均線をあげ、具体的な政治思想犯や、事実関係のある怨恨ではなく、妄想によって、ネットで入手できる素材と製法で成立した銃で射殺されたことです。このケースの前例はないです。一番近いのはジョンレノン殺しでしょうけれども。

　何度でも書きますが、「タクシードライバー」をご覧いただきたいです。あれこそ当時の「現代性」ですし、オウム真理教やM君事件や秋葉原のスプリーキラー、ああいうものも全て当時の現代性です。

　現代性に殺されるのは、非常にかわいそうなことです。「痛ましい」「非業だ」と言わずに「かわいそう」としたのは、「かわいそう」や「気の毒」が一番ピッタリくるからです。前近代的な、あるいは歴史的な、と言っても良いですが、そういう意味の中で殺害されるのと、現代性に殺害されるのではリージョンが違います。現代とはなにか？という問題への考察のネタになってしまうからです。安倍さんが、首相任期中に、極左、もしくは極右の組織構成員に、闇で流れている実在の拳銃で射殺されたとしましょう。それと比べるとよくわかると思います。こっちの殺され方は端的に古くて歴史的ですね。現代性に殺されたわけではないです。

　今回の事件を知ったとき「やめてくれぇ。これ以上知りたくない」と感じ、一旦TVを消しても「どのみち断片的に情報目にするわ」と感じ抑圧を増していきました。同時に「地元の人間が武器自作して、そんなタイミングよくテロ起こせるか？組織テロじゃね？」と妄想始めました。30分ほど妄想をめぐらした50代前半男子は「やべーやべー。エンタメ化したら未消化案件化する」と自戒して逃避(？)しました。
　本日ビュロ菊だよりを拝見して「あ、タクシードライバー案件だったんだ」と納得いたしました。ありがとうございました。

>>27

　ご存知だと思いますが、自称ベトナム帰還兵トラヴィスの正義の行動（大統領候補を射殺）はSPに阻まれ、成功しません。というか、トラヴィスの狂気の中に包摂された「止まらない正義と怒り」は、対象を選ばないので、売春宿のピンプたちに炸裂するわけですが、僕はこの作品をかなり重要だし好きでもあるのだけれども、少女買春をしているジョディフォスターを更生させ、親から感謝の手紙が来る。というオチはスコセッシの要らぬ優しさだと思っています。

　それは兎も角、この映画に衝撃を受け、「個人的な狂気に包摂された、理不尽な正義感や怨念の誤爆」を描こうと、日本もあがきました。しかし、日本には改造銃（トラヴィスの拳銃自体はそこらで売っているものですが、それを仕込む装置は手製で、肉体も犯行用に改造されてゆきます）のカルチャーはありませんでしたし、PTSD持ちの帰還兵なんていませんでしたし、少女買春が社会的な問題になってもいませんでしたので、模倣は難しかったです。

　僕は、SNSの中の正義感と怨念はトラヴィスの脳内と同じと思っていますし、死刑にして欲しくてスプリーキラーになる、と言ったある意味で甘えたメンタリティは日本社会に充満しているけれども、要人の殺害にまで至るのは、特に、ある季節的な祝祭的高揚の中で、安倍晋三が標的になっていたのはうっすら知っていたけれども、現役首相には実行は出来まい、と思っていて、実際に任期中に安倍晋三首相は襲撃もありませんでしたが、ほんのちょっとのタイミングの違いで、今回の事件になりました。

　では、奈良のトラヴィスは成功させたの？と問われれば、わかりません。安倍晋三氏は亡くなりましたが、トラヴィスに訪れる挫折も成功も、トラヴィスにはコントロールできないからです。「タクシードライバー」が優れているのは、エンディングのヒューマニズムという濁点を含めてもなお、トラヴィスの個人的な狂気に包摂された正義感は、能動的には何も達成されることはない。ということを描いている点です。

　７６年の作品で、ニューヨークが浄化される前の、一番ひどい時期を描いています。そして４６年後の日本は、どこがあの時のニューヨークに、どこが今のニューヨークに、といった区分なく、タクシードライバー型の事件が起こるまでに、何かが悪化、というか、汚化したわけですが、僕はそれがSNSだとしか思えません。SNSの恐ろしいところは、有効性や善用の側面がある点です。部分的な法整備も出ているとは思いますが、焼け石に水で、今回の事件も、SNSによってトラヴィスが生まれた。という観点で語ることは受け入れられづらいと思います。僕個人が受け入れられなかったり、解離されたりするのは一向に構いません。ただ、この事件の解釈が、何か変なことに利用されるように肥大しないことを祈るばかりです。それが故人を悼む、最大の誠意だと僕は思っています。

解離かぁなるほど

今回の件でのSNSでの拾い物です。
酒鬼薔薇聖斗事件：40歳
ネオ麦茶事件：40歳
秋葉原無差別殺傷事件：40歳
元農水次官刺殺事件：44歳
京アニ放火無差別殺人事件：44歳
安倍元首相銃撃事件：41歳

私も同世代です。
秋葉原まではSNSはありませんでした。2chがプレSNSですね。
私に妄想めいた確信がありますが、”音楽(とダンス:下手だけど)が無かったら俺もヤバかったな”です。
何分かの音楽を聞いている間は忘れられる事
音楽が止まればまた戻ってくる事
を自覚できましたし、何より体験としてDCPRG(と菊地さんのテキスト)がありました。

昨晩はハンブレッダーズの都内初ワンマンに行っていました。(観測範囲で私が最高齢:初体験)、ボーカルのムツムロは明確に”音楽が鳴っている間は無敵 それでいい”の感覚をMCにしていました。

ZORNは、家庭と成功を得た後で、過去(幼年期)の解離を再獲得する報告で成功のロングスパンに入りました。(11/3にさいたまスーパーアリーナでワンマンです)

私はこの2名をヒーロー視していますが、解離のキーワードを得て、凄く分かった気になっています。

確かに、情報の混乱、モンスターペアレントとか、ショックドクトリンとか、所謂、炎上商法とか、しかし、ガーシー（がしか〜し〜）しかも、鹿の奈良で、大和西大寺、つまり、日本に於いて、東大寺から西大寺、西欧か東アジアへ経済的大潮流の逆、京から奈良へ、ハンナラじゃなくナラへ、ナラティブ：物語を大和に求める令和、東に伊勢、西に死国、熊野古道から京丹波へ、春樹さん（角川）伊雑宮の霊剣あらたかな奉納サウンド、つまり、ラジカルな老婆の銅鑼のような、時には娼婦のような、妙法蓮華経のような、マントラのような、トラビスのような、何にしろ、嘘吐きと泥棒の浄化にはジョーカー🃏浄化、国賊は首を洗って待て、麻生黒田北村、小泉竹中小池、ネオコングローバリスト、確か、リチャードアーミテージもベトナム帰り、スノーデンを得たプーチン（英国フリーメーソンのトップ）女王陛下仕込み令和陛下の世、武漢プランデミックからバイオファーマコンプレックス戦争、猿の天然痘も準備万端なんだとか、人類史上最高最悪『死んぞー事変』by 山上.世界が冥福を祈るスーパーpray、これこそ福音gospel、全く『strange fruit』のようなネット社会を生きる奴隷難民による献花や弔い、何も感じないし、乖離のみ、、、

安倍晋三、ドナルドトランプ、ボリスジョンソン（、ウラディミールプーチン、金正恩、以下各国首脳）が揃った平和な時代、と書くと「北国の独裁者まで含めるのかよ。ゼレンスキーや岸田が登場したから平和が終わったのか？」と誹りを受けそうですが、現在、世界は経済も軍事も均衡が崩れているのは明らかではないでしょうか。この状況を「あの時代が準備した」「今の時代は被害者」とする人々は相当数いると思いますが、前述の３人については、党派・思想的な堅苦しいものが無く、単に楽しかったですし、首脳、しかも外国のそれに求めるものなんてユーモアくらいです。
それにしても葬儀の参列者は一人たりとも（ファクトチェックなんぞしておりませんが）あの政府系マスクを着けていませんでしたね（笑）。
ブリン健ばかやろうお前ブラックマスクなんかつけてないで寸足らずのあのマスクで弔えよ！と口調は怒り、しかし笑いながら、年齢もほぼ同じ親族の死と重ね、参列する元首相達が安倍氏よりも皆年上であることなど、様々な要因で泣いてしまいました。
これは解離というのでしょうか。

銃撃犯や事件現場について情報処理的に掘り下げれば掘り下げるほど虚しくなりますし、倒れた安倍氏の写真を拡散する必要は全くないと思います。
選挙カーやテレビから聞こえてくる「民主主義への抵抗」？
笑わせるなよ。と言いたいですね。

>>29

　僕はそれこそ、Mくん（ロリコン殺人の宮崎）と、名前忘れちゃいましたが、幼女を連続で刺殺したヤカラと同い年です。「和製ロリコン」のオールドスクーラーなのかもしれないですね。僕はもうそっちはぜんぜん。なので、同世代感すらありませんが、SNSのプレの２ちゃんもプレの、同人誌やアンダーグラウンド漫画などの時代でしょうか。

　どの世代の誰しもが「狂わないように」していると思います。「狂わないように」を突き詰めると「狂ってても大丈夫なように」に行き当たりますが、コレはなかなか笑。

　ZORNはマジで、良いですよね。もうヒップホップとも言えないんじゃないかな？と思い始めています。解離もフェチも「取り戻してナンボ」なんですよね。一方で、解離したままに思えるクラッシュもすごいですよね。

>>30

　こうちゃんちょっと、ボキャブラリーと知識の引き出しがいきなり増えて豊かに感じかけるも、全体としては、「悲しみもちょっと癒えたか？」と思わされますね笑

>>31

＜安倍晋三、ドナルドトランプ、ボリスジョンソン（、ウラディミールプーチン、金正恩、以下各国首脳）が揃った平和な時代、と書くと「北国の独裁者まで含めるのかよ。ゼレンスキーや岸田が登場したから平和が終わったのか？」と誹りを受けそうですが、現在、世界は経済も軍事も均衡が崩れているのは明らかではないでしょうか。この状況を「あの時代が準備した」「今の時代は被害者」とする人々は相当数いると思いますが、前述の３人については、党派・思想的な堅苦しいものが無く、単に楽しかったですし、首脳、しかも外国のそれに求めるものなんてユーモアくらいです＞

　その通りです本当に。コレって中曽根康弘、ロナルドレーガン、ゴルバチョフの時代と同じですよ（いわゆる、「ここでは、＜準備した時代＞」ですが）。あの時はあの時で、バランスが崩れていたんですね。鬱的か躁的かの差だけで。

＜それにしても葬儀の参列者は一人たりとも（ファクトチェックなんぞしておりませんが）あの政府系マスクを着けていませんでしたね（笑）。＞

　僕アレ、５個持ってますけどね笑

＜ブリン健ばかやろうお前ブラックマスクなんかつけてないで寸足らずのあのマスクで弔えよ！と口調は怒り、しかし笑いながら、年齢もほぼ同じ親族の死と重ね、参列する元首相達が安倍氏よりも皆年上であることなど、様々な要因で泣いてしまいました。これは解離というのでしょうか。＞

　いやいやいや、解離っていうのは、現象のムードだけ捉えれば、ボヤーっとした感じなんで笑、こんだけ現実に向かい合っていれば解離ではないでしょうね。

＜銃撃犯や事件現場について情報処理的に掘り下げれば掘り下げるほど虚しくなりますし、倒れた安倍氏の写真を拡散する必要は全くないと思います。＞

　刺激的な写真、がなくならないのは、民が欲しがってるからですねえ内心で。本当に残虐ですよ人間は。慎みとか、我慢とかが全くないの今、笑

＜選挙カーやテレビから聞こえてくる「民主主義への抵抗」？笑わせるなよ。と言いたいですね。＞

　選挙カーやテレビが言っちゃうのはしょうがないんですよね。民が、そのまま何も考えずに受け売りするのがやばいですよ。