>>17

　いやあ、この事件は「いつあってもおかしくない」くないですよ笑。こんな事件おかしいです。おかしいことだらけじゃないですか。でも、みんな「いつ起きてもおかしくないよなあ」と思っている、それは、SNSの中で「あってもおかしくない」だけですよ。リアルの位置が移動してるんですよ。僕だってSNSの中のリアルの存在は理解します。でも、まだ僕はリアルの方がリアルなんですよ。

　金嬉老や秋葉原のスプリーキラーやオウム真理教はリアルだったんですよ僕には。解離感ぜんぜんなかったですね。そのうち、ストリートがどんどん安全になっていって、「まっずいなあ、まっずいよおこれは」と思いながら震災挟んで歌舞伎町で暮らしてまして、このままだと、人々の現実感がなくなってしまうと思っていました。現実感がなくなってしまうと言うのは、なんでも起こり得るし、何がおきても消えてしまう、夢の中のような世界です。
　
　人類にはもともとそう言うところあるんですけど、結構いまギリギリまできてるよなあと思いました。程度の話ですよね。

　例えばね、僕、「リコリスピザ」って言う映画のコメント書いたんです（以下、クレームではないです本当に）。そしたら、配給会社側にとって都合の良い部分だけ大きく、そうでない部分は小さく印字されたんですよ。「とうとうここまできたか」と思いました。嫌なものは、小さくしちゃうんですよね笑。そのうち、１５０文字書いて、お金もいただいて、オーケーも出て、都合の良いところだけ５０文字ぐらい抜き書きされるのが普通の社会がきます。すごい解離ですよこれ笑。