ビュロ菊だより

<菊地成孔の日記 2021年11月30日午前4時記す>

2021/11/30 10:00 投稿

コメント:22

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 セネガル人のママドゥは、ルノアール渋谷店のソファに座り、スマホをいじっていた。色々な手配が必要だからだ。ミリ単位で綺麗にシェイヴされた髭、アフリカ人の特権である、どれだけ宝石を身につけても下品にならない茶褐色の肌、痩せ型でとても静かに話す。北米だったらゲイピープルと目されるだろう。ママドゥは足元の大きな袋を指差し、在日アフリカ人独特の無表情で「あ、この中にあるから」と言った。

 

 元DMR、現在はHMVヴァイナルシブヤの上にあるルノアール渋谷店は、他の多くのルノアールと同じ、壁面ウインドウを誇っていた。僕は基本的に渋谷は使わないが、ヴィロン(パン屋がやっているブラッセリー)とプラザ(水槽型の巨大なプールが設置されているラブホテル)といくつかの映画館をごくごくたまに使うので、道玄坂より東へはストリート1本でも全く通らない。

 

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コメント

userPhoto 菊地成孔
(著者)

>>18

 昆布茶におかきは、まだ付いてる店舗ありますよ!あと、70年代までは、なんか特別なコーヒー(コーヒーに極端に疎いので笑、水出しとか、なんか大雑把なことしか思い浮かばないんですが)で、価格が高いのには、プチフール(小菓子)が付いていた時期もありましたよ。

 今、ルノアールの精神をもっとも引き継いでいるのは珈琲貴族エジンバラだと思います!笑

No.20 1ヶ月前

アフリカンパーカッション界隈にはトライバル(部族的なファッション)でトランシーな気分をバックボーンにしたネオ・ヒッピイズムとして太鼓叩いてる方が多いように思ってますが、大儀見さんは決してそうは見えないなぁと。菊地さんと大儀見さんの出会いの話なども聞いてみたいです。

No.21 1ヶ月前
userPhoto 菊地成孔
(著者)

>>21

 民族衣装着て民族音楽やるのは、外人が浅草寺で貸し出しの着物着て写真撮ってるのと大差なく、要するに楽しいでしょうね笑。大儀見とは、僕がデラルスのゲストで出た時からですが、当時奴はサルサ一点張りでしたが(だったので、ウエアはスーツでした。ファニアがスーツを定着させたんで)、その後、外山加入で本格的にアフリカ化したティポグラフィカに加入して、アフリカ音楽に目覚め、セネガルのドゥドゥのキャンプに行ったり(確か、ですが2回行ってると思います。因みに僕は行ったことないです)セットがミクスチュア(ラテンとアフロとドラムキットの)になったりして行ったんですよね。タトゥーも大きいですね。デートコースでもペペでもタトゥーありは僕と大儀見だけですし。

 いみじくも「ネオ」ヒッピイズムと言いますが、最初のヒッピイズムはインド志向でした。ただ、シタールもタブラもなんちゃってが無理な楽器で、思想だけでしたが。

 インドネシアの楽器も邦楽器も非常に難しいです。アフリカの楽器は、叩けば音は鳴りますし、だからこそ、民族音楽の理解がないと浅草の着物とカツラになっちゃいます。ティポグラフィカもデートコースもぺぺも、民族衣装着ないで、トランス目当てのトライバル系ではない、トライバリズムを構造として導入したと聴衆が理解したのはここ5年ぐらいじゃないですかね。

No.23 1ヶ月前
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