『大東亜論』のコンテを上げた。
先週土曜から始めて、ちょうど一週間かかった。
週刊誌のペースだと全然間に合わない。
週刊誌はコンテ2日、ペン入れ3日のペースだから脅威だ。
それをやってた時期もあるのだから、若さゆえの狂気だろう。

だが現在のコンテの密度を2日で描くのは無理だ。
年取って体力がなくなっただけの問題ではない。
緻密さが違うのだが、読者は分からないだろうし、
分からないように描くのが技術だから仕方がない。
ひたすら楽しませているうちに思想まで入ってくるという
描き方をしなければ、『大東亜論』の「自由民権篇」は
成功しない。
これは「自由民権篇」に特有のものだろうから、
アジア篇になればまた違う描き方になるかもしれない。

Special本も今月いっぱいで終わるし、次は
「おぼっちゃまくん」を一本上げて、また次の
Special本に挑戦だ。
「おぼっちゃまくん」脳の使い方がまるで違うから、
そもそも描けるかどうか分からない。
怖いけどやってみよう。