「保育園落ちた日本死ね」と書いた匿名ブログに、
わしも多いに共感する。
「何なんだよ日本。一億総活躍じゃねーのかよ。
昨日見事に保育園落ちたわ。」
「子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金
納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ?」
まるでわしが子供産んだ女性になった気になって、
怒りがこみあげて来るストレートな意見だ。
東浩紀のゲンロンカフェで、東が大阪万博や
東京五輪などの巨大事業はもう日本ではやるべきでは
ないと話をしていたら、ゲストの田原総一朗が
「そんなにこの国に文句言うなら日本から出ていけ」
と言ったらしい。
これに東がショック受けているようだ。
実はわしも東浩紀と同意見で、「高度経済成長の
夢よ再び」と思い込んでいる馬鹿な連中には
嫌悪感が沸く。
日本にはもっと重要なことがあるのに、発展途上国
みたいな意識で、この国のためになると思って
いるのか?
「保育園落ちた日本死ね」の主婦も、
「オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。
エンブレムとかどうでもいいから保育園作れよ。
有名なデザイナーに払う金あるなら保育園作れよ。
どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。
ふざけんな日本。」と言っている。
この主婦に対しても田原総一朗は
「そんなにこの国に文句言うなら日本から出ていけ」
と言えるのか?
オリンピックそのものに反対はしないが、同額のカネを
少子化対策に使った方がはるかに日本のためだとは
大いに思う。
保育園は本来は無料でいいのだ。
保育士の給料も上げて、もっと人数を増やした方がいい。
高校卒業までは子育てに金がかからないようにすれば
いい。
奨学金も返済しないでいいようにすればいい。
大した金ではない。高齢者に1人3万円、3600億円も
あっさり出す金があるのだ。
老人ばっかり手厚くしたり、オリンピックや博覧会なんかに
金使うより、子育てに徹底的に金を使うべきなのだ。
過去の幻影を追いかけるより、未来の日本のために
金を使えよ!
「そんなにこの国に文句言うなら日本から出ていけ」
という奴は、実は安倍政権支持なのだ。
「そんなにこの政権に文句言うなら日本から出ていけ」
というのが本音だろう。
わしは安倍政権よりも、日本の未来を思う。
子供たちの未来を思う。
ときの政権や権力は道具に過ぎない。
わしは田原に言ってやりたい。
「そんなにこの国に文句がないなら
ジャーナリスト辞めちまえ」
そして安倍真理教のネトウヨや、アゲアゲの「坂の上の
雲派」にこう言ってやろう。
「そんなにこの政権に文句がないなら
亡国の前に日本から出ていけ」
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小林よしのりライジング
小林よしのり(漫画家)
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コメント
教育減税などはやった方が良いのは確かだと思います。
ただ、この匿名ブログを書いた人は今の欧州、とりわけドイツに行って「難民問題で家を追い出された。ドイツ死ね。」やロシアのプーチン大統領を批判して「権力批判を妨害された。ロシア死ね。」を言いながら英米を賛美していたらブラック国家アメリカの恐ろしさを知って帰ってくるなと言いたい。
アメリカは医療や奨学金問題で恐ろしい事になっており、しかも所得推移制だからローンが伸びる事を知らない人が多い。
なのでアメリカ人留学生は「アメリカの学費が高い。アメリカ死ね。」と言いながら今だけ学費が無料のドイツに留学するだろう。(近々、難民問題で学部の大閉鎖と教材有料化、学費大幅値上げがドイツとスウェーデンで行われてる予定。)
先生は、ロシアとイランの素晴らしさを今のうちに味わっておくといいかもしれない。
因みにロシアとイランの大学は学費が無料でローンも組まなくて済むのでお勧めです。
仕事も難民問題でブラック化する欧州よりロシア、イラン企業がお勧めですよ。
後、先生が言っているキリスト教的価値観の正体が解りました。
それはキリスト教的価値観よりもプロテスタント的な価値観に近いと思います。
記事はこちら↓
http://church.cool.coocan.jp/miyakojima/s/02.pdf
プロテスタント教会は、罪を生物学的遺伝であると考えている傾向が強い。
罪がどうしてもやめられない理由を生物学的遺伝として考え肉体に問題があると思ってしまう。
その結果、生まれながらにして人間は罪をもって生まれており、自分自身の存在や肉体を悪と考える傾向にある。
しかし、正教会は人間の存在や肉体を善と考える。罪も遺伝ではなく、個人の自由意志であると考える。
プロテスタント教会は《性悪説》だが、正教会は《性善説》である。悪いのは、人間の肉体ではなく、血液でもなく、存在でもなく、方向性なのである。
プロテスタント教会のように《性悪説》を取ると、カルト宗教がそれを利用して悪魔的教理を作ってしまう。
統一協会は、悪魔の血を引いているので、神の血に血統転換しなければならないという。
先祖からの罪や呪いが因縁として自分の上に覆い被さってくると思っている日本のような仏教、神道の世界だと、《性悪説》がぴったり入ってしまうのだ。
◆プロテスタント教会は、人間の罪を強調するあまり、人間は罪を犯し堕落したので完全に、恵みを失い、神の像を失い、善を求める意思もなくなったという考えが強い。
しかし、正教は《似姿》は失われたが《神の像・断片》は失われていないし、善を求める本性的意思も失われていないとする。
もし失われたのなら、罪の呵責や矛盾というものは起こらないであろう。
二つの意思がぶつかりあうので矛盾を感じるのだ。
正教は人間を信者だろうと未信者だろうと、健常者だろうと障害者だろうと《神の像》として尊重し、尊敬する。
◆また、プロテスタント教会は男女の性というものが来世まで続くと誤解しており、性同一性障害者を罪人扱いする。
しかし正教会は、性は救いのための一手段にしかすぎないと考えているのではないか。
【贖罪理解の違い】
新教
・神と人間との対立構造。人間は自分の罪という借金をキリストという犠牲によって支払った。悪いのは人間である。
・キリストはあくまでも、人間側からの供え物。犠牲である。
・罪が赦されるかどうかが中心課題である。法律的である。
・信じれば赦される。
正教
・神と悪魔との対立構造。人間は悪魔に騙されたのであって、人間は悪魔の支配下に入っている。神は悪魔を滅ぼして人間を解放した。
・キリストはあくまでも神として悪魔と戦う。贖罪の業は三位一体の神の業である。
・罪と死と悪の滅びが中心課題である。
・キリストと一体になることによって命・赦し・天国をいただく。
《正教会》
人間救済の業は、父と御子キリストと聖霊=神ご自身によって遂行される。
キリストは、悪魔・罪・死の支配を終わらせ、人間をそれらの統治から解放することによって、神の国を完成させる《創造の再統合》=創造の回復と完成を目的としたものである。
正教は、罪と死と悪魔を分離して考えない。
罪のあるところに同時に死があり、死のあるところに罪もある。
《プロテスタント》
プロテスタントは、救いとは《キリストを信じること》である。
これは《神の業よりも、人間の信仰心という業》に重点を置く。
だから「信じれば救われ、信じなければ救われない」となる。
こうなってくると信じられない者たちを滅びると決めつけることになり、責め、裁くよ
うになる。
自分自身も信じられない自分を自分が責めてしまうということになる。
信仰というものが非常に《人間の感情》に左右されることとなる。
【三位一体理解の違い】
新教
・三位一体を正しく礼拝できない。プロテスタントの中には、知らないで異端の信仰をしている者もいる。バランスが失われている。
・ユダヤ教的であり、父のみを強調する。「父なる神」と祈る傾向が強い。《三一神信仰》ではなく《唯一神信仰》である。
・キリストの神性より人間性を強調する。バランスが失われている。
・聖霊に関しても単なる上からの力であると思っている。
・父と子と聖霊の働きがバラバラである。
正教
・オーソドックスとはオルソス(正しく) とドクサ( 栄光・讃美)からなっている。三位一体を正しく讃美する教会という意味である。
・父と子と聖霊を決して分離しない。三位一体がしっかりしている。
・キリストの神性と人間性のバランスが取れている。
【権威をどこに置いているか】
新教
・権威は聖書にのみあり、従って聖書を上手く語れる牧師、魅力のある牧師、指導力のある牧師に権威が集中する。
正教
・権威は教会にあり、聖礼典( サクラメント)にあり、聖書にあり、聖伝承(教会会議規則)にある。
ここまで見れば解るが、プロテスタントは性悪説傾向が非常に強く、唯一神信仰などカルト宗教的な要素が強い。
そして危険な言動も実はこれを見れば解る。
アメリカは、欧州と異なり宗教大国であり、プロテスタントを国境にしているからここまで解るだろう。
そう言えば、シールズの屑どもやブラック企業の居酒屋の経営者もプロテスタント信者だったね。
地方の保育園は空いてます。
ぜひ地方までお越しください。