「あさが来た」は完全に明治政府・無謬史観に
なっているので、大久保利通も単なる立派な人として
暗殺されてしまった。
なぜ暗殺されたのか、分からないままだ。
五代友厚は大久保の盟友だが、
「開拓使官有物払い下げ事件」をどう描くかは
気になっていた。
どうやら新聞や世間の風評や自由民権運動の方を
悪にしたいらしい。
女性視聴者に大人気の五代友厚を悪徳商人に
するわけにはいかないようだ。
『大東亜論』を読んだ者なら、「官有物払い下げ」は
汚職事件と知ってるはずだし、明治14年政変に繋がる
自由民権運動の盛り上がりのきっかけになった事件だ。
この件、3月発売の「SAPIO」で描かねばならないな。
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