なぜ最近は「東京ラブストーリー」や「101回目のプロポーズ」
みたいな恋愛ものが流行らないのかねえと秘書岸端に訊いた。
昔はいっぱい若者の恋愛ドラマが流行っていたような気がする。
今は「恋仲」というドラマも視聴率取れてないし、恋愛に
胸ときめかせる物語が少ない。
すると秘書が言うには、恋愛に胸ときめかせることが「ハレ」
であったり「非日常」じゃなくなってると言う。
デートしたらカネを使うだけで、その先、結婚しても金銭的に
苦しくなるだけ、将来の苦痛が予測できるから、恋愛に
憧れる気持ちそのものがないのが実態なのだと言う。
だから草食系になるし、同性の友達とだべってる方が
楽しいのだと言う。
なるほどな―――――――――っ。
恋愛だけは時代が変わろうと普遍的な男女の営みだと
思っていたら、それも社会構造や、経済状況の変化によって、
激変してしまうのだ。
世の中、どんどん変わっていっている。
自称保守派のクソおっさんたちは、まだ高度経済成長の
時代の感覚で生きている。
彼らを駆逐しなければ、日本は衰退の一途を辿るしかない。
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