(byよしりん企画・トッキー)
『卑怯者の島』
愛読者カードの感想ご紹介です!!
買った日の夜、一気に読みました。
その日、夢に出てきました。
私は洞窟の中で三角座りをしていました。
本作の圧迫感と恐怖感が
脳裡に焼きついていたのでしょう。
ラストで神平が放った口上には、
不覚にも胸が高鳴ってしまいました。
戦争や死には、危険な魅力が
あるのだと感じました。
あと、女は強かだと思いました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第五話「隊長・矢我欣也少尉」中のセリフ
「死ぬべき時に死ななければ、
人間は必ず堕落する」、
最終話の神平が「英霊になれなかった!」と
泣き崩れるシーンが最も印象に残りました。
私自身の人生にとって命をかけるものは何か、
今まで大切にしてきた物は何だったのか…等、
頭を巡っています。
同話で「俺の日本を失ってしまった」
と嘆く神平の姿、
矢我隊長の日記にあった生への執着、
物語の登場人物の生と死を分けたものが
何だったのか考えながら、
再読していきたいと思います。
私にとって生き方を再考させられる
本となりました。
ありがとうございました。
強烈なインパクトを受ける人、
じっくりと思いが頭を巡る人、
本当に感じ方は人それぞれだなあと
ご紹介するたびに感じています!
コメント
コメントを書く