今朝の「そもそも総研」で安保法制反対デモに
参加していた女性たちの意見を聞いた。
「9条を潰すな」とか「戦争できる国にするな」という
主張だったら、日米安保に胡坐をかく反戦平和主義
というズルいイデオロギーだから、わしは不愉快になる。
シールズに関しては、対談した時に、「しばき隊」に
影響を受けていることがわかったので、わしはもう
政治的に無色だとは思っていない。
だが、末端では政治的に無色な若者も動員してる
だろうとは思う。
薬害エイズ運動のときの構図に似ている。
わしの『脱正義論』のことも研究している者がいて、
わしを騙す方法も教えているなと感じた。
女性たちの意見には共感する。
特に月10万円で子供3人を育てているシングルマザーの
感覚には同情する。
「こんな運動は止めたくてしょうがない、子連れで電車に
乗るのも大変だ、しかし海外で武力行使したら、日本人が
報復される、将来的には我が子に戦争の禍が降りかかる
かもしれない」と言っていた。
政府が国民の平和と安全のためと言っていることは
知っている、徴兵制はないと言っていることも知っている、
だが、真っ当な憲法改正ではなく、憲法解釈で何でも
やってしまう政府を、もう全然信じられないと言うのだ。
これは核心を突いている。
政府に対する信頼感が完全に失われている!
庶民の中にはやはり「立憲主義」の重要性を感覚で
わかっている者がいて、法を形骸化させる権力に対して、
恐れを抱いている。
これは凄いことで、こんな女性が多いのなら、
民度は相当高いと言える。
自称保守、その実、従米保守の連中の方が、権力を
無条件に賛美するばかりで、民度が圧倒的に低い。
日本国の主権が政府にすらない、米国に委ねて
しまっているという現実に気づきもしない。
今朝の「そもそも総研」の、あのシングルマザーの
言葉には、瞠目するものがあった。
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