(byよしりん企画・トッキー)

本日も『卑怯者の島』
愛読者カードの感想ご紹介です!


小林先生の才能と、
これまでに培ってこられた経験がなければ
決して世に出ることのない
ジャンルというか種類のマンガだと思いました。

戦場における兵士の心理描写の細かさには、
読んでいて、自分がこのキャラの立場だったら
どう思うか?どう行動するか?を
常に問われている様な気持ちになり、
胃の辺りがどんよりと重くなってきました。

「卑怯者の島」というタイトルですが、
島で絶望的な状況におかれた
兵士達はどのキャラも「卑怯」ではない
という感想を読後に感じました。
むしろ彼らのした体験を全く知ろうともせず、
また知りもせず、分かった様に
評論する連中や、戦中、戦後でコロット
手のひらをひっくり返した一般大衆にこそ
卑怯という言葉はしっくりくるものと思います。

ラストはありきたりな感想ですが驚きました。
あのラストを読み、戦争は「死」を強く
その関係した者に意識させるが
「生」についても、強く考えさせる
ものなのだと思いました。
戦争に対して、自分が抱いていた感覚が
根底から揺り動かされました。

卑怯者の島

死を意識しなければ、
生を考えることもできないということを、
実感させてくれる作品と言えるでしょう。

堀辺正史・高森明勅両師範の
「男子目線感想会」
YouTubeにも全8パートUPしました!

どなたもご覧になれます。
ぜひご覧になって、
さらに思考を深めてください!
https://www.youtube.com/user/gosendojo/

 

 

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