フランスの三流新聞「シャルリーエブド」が、
公共の必要性もなく、ただイスラム教を侮蔑する
漫画を描いた。
いつもムハンマドを侮辱する画を描くから、イスラム教の
信者にとっては、それは腹が立っていただろう。
風刺画と侮辱画は違う。
あの新聞の画は侮辱画である。
過激派のテロには批判的でも、だからといって、
イスラム教徒がムハンマドの侮辱画を
容認しているはずがない。
ようするにこの「シャルリーエブド」という新聞は、
イスラム教徒に対して「ヘイトスピーチ」をしていたような
ものなのだ。
日本でいえば「在特会」や「ネトウヨ」のようなもので、
「言論の自由」なんか掲げてもチャンチャラ可笑しい。
「表現・言論の自由」は「公共の福祉に反しない限り」に
おいて認められるもので、イスラム教を侮辱する
自由なんてあるはずない。
フランスでの大規模な抗議デモを見て、さすが
「言論の自由」の国だとか、日本と同じ価値観などと言う
新聞や識者は、幼稚な人種だ。
革命のための理念である「自由・平等・同胞愛」が宗教と
なってしまった国で、理念を脅かすテロが起きると、
理念が原理主義になってしまう危険性がある。
「言論の自由」は絶対ではない。
あの新聞の侮辱画は、多くの犠牲者を出してまで
表現する必要性が、そもそもなかったのである。
(この件、今週の『小林よしのりライジング』でも論じている)
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小林よしのりライジング
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