やっと『小林よしのりライジング』のわしの仕事は終わった。
秘書みなぼんは、今必死で作業をしている。
読者から、わしがかつて集団的自衛権を容認すべきと
書いてたことがあると指摘があった。
あれは確か米国がアフガンへの対テロ戦争を開始し、
日本がインド洋に海自の補給艦を派遣したときだろう。
個別的自衛権で米国の対テロ戦争の片棒を担ぐのは
無理があるから、集団的自衛権を認めるしかないと
書いたのだと思う。
だが、その場合は日本独自の大義を掲げて、
米国をサポートするしかないと書いたはずだ。
「対テロ戦争」を掲げた米国と一体に見られるのは
日本にとって危険である。
そもそもカナダやドイツは米国の同盟国なのに、
イラク戦争には反対している。
日本はそれが出来ないということが、
アフガン・イラク戦争でわかった。
自主防衛の構えがない日本にとって、
集団的自衛権の容認は、米国と一体化することでしかない。
この件に関しては今日配信の「ライジング」で
詳しく書いている。
しばしば、昔と言うことが違うとか、細かい揚げ足を
取る者がいるが、わしがかつて書いてたことから、
考えが変わった部分もある。
それは、こう考えるようになったからと説明できる。
あるいは、過去に書いた意味合いは、その時点での
意味があり、実は根本が変わってないという部分もある。
「自主防衛」は変わってない主張だ。
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