村山談話・河野談話に未来はあるか?
第51回 米軍調査報告に見る慰安婦の実態(その2)
引き続きビルマ(ミャンマー)を占領した米軍が
20名の朝鮮人慰安婦と2名の日本の民間人を尋問して作成した
報告書を紹介していく。
多くは売春について無知・無教育で、仕事の内容も
明らかにされないまま集められた女性たち。
報告書には、「彼女たちが結んだ契約は、家族の借金返済に
充てるために前渡しされた金額に応じて6カ月から1年にわたり、
彼女たちを軍の規則と『慰安所の楼主』のための役務に
束縛した」とある。
要するに、家族の生活のために「身売り」させられたという、
貧困の時代にはどこにでもあった出来事である。
こうして徴集された女性およそ800人が1942年8月20日ごろ、
「慰安所の楼主」に連れられてラングーンに到着、
ここからビルマの諸地方、通常は日本軍駐屯地の近くにある
かなりの規模の都会に配属されたという。
そしてこの報告書は、ビルマ北部の都市ミッチナの慰安婦の
尋問によるものである。
次は慰安婦たちの「性向」の項目を全文引用しよう。
尋問により判明したところでは、平均的な朝鮮人慰安婦は
25歳ぐらいで、無教育、幼稚、気まぐれ、そして、
わがままである。
慰安婦は、日本的基準からいっても白人的基準からいっても、
美人ではない。
とかく自己中心的で、自分のことばかり話したがる。
見知らぬ人の前では、もの静かでとりすました態度を見せるが、
「女の手練手管を心得ている」。
自分の「職業」が嫌いだといっており、仕事のことについても
家族のことについても話したがらない。
捕虜としてミッチナやレドのアメリカ兵から親切な扱いを
受けたために、アメリカ兵のほうが日本兵よりも人情深いと
感じている。
慰安婦は中国兵とインド兵を怖がっている。
よく観察しているとしか言いようがない。
ある意味、典型的な娼婦の性格と言えよう。
家族のことについて話したがらないというのは、やはり
自分が家族に売られたことを認識しているためだろうかと、
やや悲哀を感じる。
だがいずれにしてもここに表れていることは
あくまでも「職業」であって、奴隷のごとき強制労働では
ないのである。
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