とうとう『ごちそうさん』が最終回になった。
良かった~~~~。
最高にいいエンディングだった。
しみじみと幸福感に満たされる感動的なドラマだった。
戦前・戦中・戦後を庶民の目線から、
奇をてらわずに、ユーモアを交えて、
活き活きと描き出した傑作だった。
こういうドラマを作る意義が、まさにこの右傾化し、
戦争の予感すら感じる現代に、大いにあった。
もちろん、反知性と化した極右連中に、
それがわかる感性はないのだろうが、
歴代最高の視聴率を取っていたのなら、
まだ真っ当な日本人はいるということである。
子供が殺されたからこその、
終戦後のアメリカに対する
憎しみの持続を描いたのも良かったし、
それが食べ物を通じて解消されていく経緯も良かった。
脇役がみんな魅力的だったし、
杏の存在感と演技は特に絶賛したい。
それにしても夫が帰ってきて、
封印していたチョコレートを二人で食べる
ゆったりしたラストシーンが、
こんなにも泣けてしまうとは。
ドラマの最後の食べ物に、
チョコレートを持ってくるのが、また絶妙なんだな。
原作・脚本を含めたスタッフと役者たちに、
感謝したい。
素晴らしいドラマだった。
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