排外デモに嵌った愛国婦人にせよ、
わしの読者である子育て中の母親にせよ、
総じて母親というものは対応が難しい。
育児する自分というものに、肥大したプライドを持っているから、
前回「ゴー宣道場」に参加した主婦の中にも、
勘違いをしてキレかかっていた人がいた。
現在配信中のライジングで、
ベビーシッター幼児殺害事件に関する
『ゴーマニズム宣言』を書いたが、
コメント欄を見ると、概ね好評だ。
だが、「ゴー宣道場」の門弟には、あまり反応がない。
それどころか、ネットに頼る母親に過剰に同情してしまって、
弱者認定し、制度不足こそが諸悪の根源と言う女性がいる。
あきれたことに、それに感化される男まで出てきて、
まったく情けない。
世間では子供を預けて働く女性に対しては
同情するのが知的だと思われていて、
大沢あかねの正論にバッシングが行われた現象を見て、
腰が引けてる知識人が多い。
大沢あかねは全く正しいと、わしが擁護しておく。
金持ちに嫉妬して、自分を誤魔化すんじゃない!
リベラル知識人は、無難な意見として、
制度の不備に原因を求める。
実に簡単な解答だ。
社会が悪い。制度を整えよ。税金を使って。
だが制度の問題じゃないんだ。
あの母親は待機児童ゼロを掲げる横浜の住民じゃないか。
わしはネットで他人に子供を預ける母親なんか、
全然同情しない。育児放棄だと思っている。
つい最近、「明日、ママがいない」に感動していた感性は
どこに行ったのだろう?
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