小林よしのりライジング

左翼の言論の自由も守らねばならない

2014/03/19 14:30 投稿

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山梨市主催の上野千鶴子の講演会が一旦、
中止に追い込まれたという。

上野は慰安婦問題ではわしと反対の立場で、
自虐史観の左翼である。

それをわかっていても、市が依頼して開催されることになった
学者の講演会が中止させられるというのは異常だ。

その理由は「上野千鶴子の思想が気に食わないから開催反対
というメールが約十件、寄せられたからだという。

それを読んで、復古派の市長が「講師としてふさわしくない
と講演中止を独断したらしい。

 

上野の講演テーマは「ひとりでも最期まで在宅で」だという。

人間だれでも最期は一人で死ぬのだ。

夫婦だってどちらかが死ねば、一人で死ぬのだから、
わしだって興味のあるテーマだ。

シングルマザーだって興味があろう。

朝日新聞がこの問題を取り上げ、やはり「言論の自由」に
抵触するから、結局、市長は開催することにした。

まあ、当然だ。

だが、八木秀次は違うようだ。

上野の講演が中止になったことを
朝日新聞が不当であるかのように連日取り上げて、
結局、市側に中止を撤回させた」と産経新聞に書いている。

「不当であるかのように」って、不当に決まってるだろう。

「反左翼」が保守と思い込んでる馬鹿が多すぎる。

ましてや「左翼に言論の自由を与えるな」では、
保守では全然ない。

極右だ。

思想的傾向によって、言論が封じられるのはよくない。

ただし、ヘイトスピーチなどの少数者に対する
差別の悪罵は「言論の自由」の範疇に入らない。

あきらかに「公共の福祉」に反しているし、
国益を毀損しているからだ。

 

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